« January 2012 | Main | March 2012 »

February 29, 2012

笑いのある風景

 最近、教室の中が笑いであふれることが多い。それも午後から。ちょっとした友だちの言葉やしぐさ、それを取り上げるぼくの言葉を聞いて、ある子が笑い出す。そこから笑いの連鎖が始まるのだ。

  この笑いの連鎖がしばらく続く。どの子も笑うのだ。決して人をバカにした笑いではない。これを「ふざけている」ととる人もいると思いが、ぼくはそうは思わない。
  しばらく続く、この笑いのある教室の風景がとても心地よい。それは、一年をかけてようやく学級がよい意味でまとまってきたと感じることができるからである。そして何より、子どもの笑う顔はやっぱり最高だと思うからである。

  授業中は真剣な表情を見せる。だからこそ、このような笑いのある場面も必要なのだ。ONとOFF、メリハリ。子どももそんな教室がよいと思っているのではないだろうか。

| | Comments (0)

February 28, 2012

最上級生に向けて③(飾り付け)

  28日、3月の行事にあわせた校舎内の飾り付けが行われた。

 Dscf8714 一つ目は体育館のステージである。これは3月5日の「卒業おめでとう集会」の飾り付けである。ステージ奥のタイトルと正面右側のプログラムである。「どうしたら、バランスよくしかも見栄えがよいか」と子どもたちが知恵を絞り貼っている姿はよかった。
  Dscf87392二つ目は3階廊下である。音楽室前や理科室前の掲示板に鶴などおめでたい図柄を施した掲示物を貼った。「卒業おめでとう」の文字が引き立ち、その雰囲気を十分に表している。
  Dscf8752三つ目は昇降口の感謝メッセージである。各学級ごとにつくった掲示物をまとめて展示している。在校生の思いがこもったメッセージは、卒業生にとって本当にうれしいだろうと思う。

  6年生は、本当によくやってきた。特にこの一年は最上級生としてがんばった。がんばった人だからこそ、後輩たちのお祝いの言葉に喜びを感じているだろう。送る側の5年生にとっても今の活動が一年後に大きな意味をもってくると思う。 

| | Comments (0)

February 27, 2012

すいせん状

  国語科の単元「理由を明確にして、すいせんしたり、それを聞いたりしよう」(すいせんします)でおもしろいことがわかった。

  この学習の目標は、「収集した知識や情報を関連づけて、目的や意図に応じた話の構成を工夫しながら、場に応じた適切な言葉遣いで話すことができる。」である。教科書の例を参考に、推薦する内容や相手、目的や条件について学んだあと、「ふるさとのよさを知る人を推薦する」というテーマで話すために、「すいせん状」を書いてみることにした。
  「ふるさとのよさを知る人」として子どもたちが紹介した方々が実に多いことに驚いた。「自治会のお世話をされている」「地区の歴史に詳しい」など、推薦する理由も多様だ。ぼくは、子どもたちの紹介を聞きながら、これは、来年の総合の学習に大いに生かせるのはないかと思った。つまり、学校や地域に働きかけるために、まずは地域のよさを十分知る必要がある。そのために、この学習で紹介した人に取材をしたり、その中の何人かの方に学校にお越しいただきみんな話を伺ったりすることが考えられるということである。
 一方、「校長先生」や「お父さん」「お母さん」を推薦する子どももいた。これは、正にそれらの方々への敬意の表れである。これはこれで素晴らしいことだと思った。子どもが書いた「すいせん状」を校長先生にお見せすると、とても喜んでくださった。

  この学習を通して、来年の総合の学習の構想が少し見えた。子どもたちには、卒業するまでによい多くの人たちかかわり、地域や学校のよさを知ることで、それらへを大切する心を育むような活動に主体的に取り組ませたい。そして、『東部っ子宣言』の実現に一歩でも近づけていきたいと思う。

| | Comments (0)

February 26, 2012

砺波市教育課題懇話会(まとめ)

 15日で終了した砺波市教育課題懇話会の感想をまとめた。小中学校に加えて幼稚園や保育所の先生方もこの懇話会に参加されいたことから、それぞれに取り組まれているから学んだことをまとめようと、「ちがいに学ぶ」というタイトルでまとめることにした。

  「ちがいに学ぶ」というテーマは、13日の教師力向上支援事業の報告会で、県経済同友会の方があいさつの中で述べられた言葉である。
  「ちがいに学ぶ」とは、自分がよく知らないことをうけとめて自分の行っていることを評価し、メタ認知するということではないかとぼくは思っている。今年度の3回の懇話会では、それぞれ課題が示され、それに対して個人や各学校や園・所での取り組みを紹介し合った。そこで、第3回の「理解の遅れがちな子どもへの対応・支援」という課題に対する取り組みについて「ちがい」を整理した。
  すると、
 ・中学校では、生徒一人一人に応じて
   学力を高める機会や方法を工夫している。
 ・幼稚園や保育所では、気になる行動を
  適切にとらえ、集団の中でうまく生活できるように、
  具体的な指導と評価を行う。
などの特徴がわかった。そして、そのことから次のような考えが浮かんだ。
 「中学校と幼稚園・保育所の間に位置する小学校は、
  両者との連携を図りながら継続的に子どもへの
  対応・支援を行うことが不可欠であり、そのためには、
  それぞれの取り組みをよく理解し、そのよさを
  小学校の指導にも取り入れていくことが
  大切である。

  ぼくら教師は、幼稚園・保育所と小学校、中学校と自分の守備範囲の中で指導をしているが、子どもにとっては、大きな一つの成長過程である。つまり、継続的な指導が必要であり、そのためには相互の連携が不可欠となる。この懇話会に参加させていただき、そんな当たり前のことに改めて気づくとともに、継続すべき具体的な指導がよくわかった。
 今後は、懇話会参加の経験を生かし、自分自身がまずが学級や学年で実践していくことはもちろん、校内に広め、幼・保・小・中の連携がさらに充実するように働きかけていきたいと思う。

| | Comments (0)

February 25, 2012

最上級生に向けて②(仕上がり)

  先月18日から取り組んでいる最上級生に向けての取り組みのうち、卒業生ありがとう集会と、卒業式の入退場曲の演奏がほぼ仕上がった。

 24日の1限は、学年音楽で前半はパート練習、後半は入場曲の「威風堂々」と退場曲の「栄光の架橋」を全員で合わせた。ぼくは、「栄光の架橋」の演奏を聴いていて一瞬涙が出そうだった。それは、とても上手な演奏だったので思わず卒業式で退場する6年生の姿を想像したからである。1月からずっとこの2曲の指導をしてきた新採のB先生もかなり手応えを感じられていたようだ。
  3限は、体育館で卒業ありがとう集会での5年生出し物「6年間の思い出紹介」のリハーサルをした。子どもたちが休み時間も使って練習してきたので、各学年出し物はかなりよい演技になっていた。Dscf8700しかし、出入りを含めて持ち時間の6分に収めることが難しかった。担当するA先生の指導の下、45分間で、「通し演技→グループ打ち合わせ」を3回行うことができた。その結果、最後は時間内に収まり、内容も毎回レベルアップした。

  ぼくは “全ての子どもに「伸びる」チャンスを与えたいと思い、学年で取り組んでいる”が十分にできていると感じた。これも、お二人の先生の指導の賜物だ。特にB先生は、昨年度まで大学生だったとは思えないほど、学年全体に対しての指導も板に付いてきている。練習スケジュールを決めたり、音楽が得意な他の学年の先生に指導を依頼したりするなど、効率的・効果的な指導に心がけていた。
 2月中にここまで仕上がったことにとても満足している。今後は、他の学習とのバランスも考え、来月5日の卒業生ありがとう集会や16日の卒業式を迎えたい。

| | Comments (0)

February 24, 2012

日本教育工学会論文誌(第35巻創刊号2011)

  JSET(日本教育工学会)から、日本教育工学会論文誌(第35巻創刊号2011)が届いた。今回の論文誌には、堀田先生と高橋先生が執筆されて論文が掲載されていたので、読ませていただいた。

■堀田先生の論文
 『学習指導要領の移行措置期間中における「キーボー島アドベンチャー」の利用状況の分析
 「キーボー島アドベンチャー」は、2003年の利用開始から今年度で9年目を迎え、2010年度末には、累計登録校は全国の21.5%になる(5校に1校が利用していることになる)。
 学習指導要領の改訂によって、ローマ字指導が4年生から3年生に移行した。その時期(2008~2010年度)にあわせるように「キーボー島アドベンチャー」を利用する3年生の登録者数の割合が高くなった。また、各級の通過率が2008年度に比べて2010年度に下がった。このことから、3年生の利用者の増加にともなったシステムの対応策が求められる。

■高橋先生の論文
 『英国の小学校の授業過程におけるICT活用の目的・頻度・タイミングに関する事例調査
 今後の日本における効果的なICT活用や環境整備の参考とするために、教室にICT機器が常設し活用されているロンドン市内の小学校5校の22名の教員を対象に国語と算数の授業について調査した。調査項目は、ICT活用のタイミングと時間幅、活用した目的、活用した機器の3つである。
 一授業あたり、平均で3.5回、活用平均時間は31.2分、授業開始15分間や終了5分間(主に一斉指導している時間帯)で70%活用されていた。また、授業の前半では「動機づけ」「教員の説明資料提示」、後半では「振り返り」のために活用されていた。さらに、授業の前半では電子黒板とPC、後半では電子黒板と実物投影機が使われていた。
 今後は、どのようなコンテンツなどが映されていたのかを調査したり、日本でのICT活用と比較したりすることが課題となる。 

 お二人の論文を読ませていただき、最も印象的だったことは主張が明確であることと、研究の継続性である。研究を続け新しい知見を増やしていくことでより大きな研究成果が得られる。ぼくの場合は、「校内研修」がメインの研究テーマである。今月北陸三県で発表させていただいたミニ校内研修の研究を2012度は一歩進めたいと思う。
 2012年度の会員の手続きを済ませた。ここ数年毎年参加しているJAETだけではなく、2012年度はできればJESTにも参加して学会論文やその発表から、教育工学について、また論文や発表のし方などを学びたいと思う。

| | Comments (0)

February 23, 2012

スポーツ集会

  23日、スポーツ係が提案したスポーツ集会を行った。子どもたちの笑顔やはつらつとした動きもよかったが、それ以上に心温まるよいシーンが多く見られたよい集会だった。

  今回の集会は、「進んで運動し、体をきたえます」という『東部っ子宣言』のうちの一つの宣言の達成に向けた学級の活動である。ぼくがこの宣言は十分に達成できたと思う。また、子どものたちの姿で印象的だったのは、ボールをキャッチした子どもが投げるばかりではなく、キャッチできないチームの友達に投げさせてあげるようにしていたことだ。ボールを投げさせてもらった子どもはとっても嬉しそうだったし、渡す子どもも、「はいっ。」ってやさしい笑顔だった。ぼくは、これは、「友達をさそってみんなで仲良く遊びます」というもう一つの宣言にもつながっていると思った。

  以前子どもたちに、「最高の6年生になるためにはどうすればよいか」と問うたことがある。その際、間髪入れず、「東部っ子宣言を達成すること」と返ってきた。新校舎に移ることを期につくられたこの『東部っ子宣言』。ぼくは、この学校の最も素晴らしい宝だと思っている。この宣言をまずは6年生一人一人が自覚し、主体的に取り組むようになれば、「日本一の学校」になることも夢ではない。
  二年前に送り出した子どもたちもこの宣言の達成に向けて努力してくれた。今の5年生には、それを引き継ぎ、さらに高めていってほしい。

| | Comments (0)

February 22, 2012

若手研(まとめ)③

  22日、今年度若手研最終回が行われた。お忙しいところ、校長先生、教頭先生、研修主任の先生方にお越しいただき、まとめとしてふさわしい研修ができた思う。

  内容は次の通り。
  3学期の研究授業の振り返り(2グループ)
  グループからの報告
  若手研を振り返って(全員)
  世話係の話
 校長先生のお話
  Cimg0618まず驚いたのは、②の場面でのA先生の話す内容である。自分の行った授業について細かい分析を行っていた。これは、本時までの授業の準備をがんばったから見えてきたことだと思う。また、リーダーのB先生の助言も的確で、写真や指導案の指しながらA先生にわかりやすく教えていた。
  次にうれしかったのは、③の場面での若手研メンバーの皆さんからの
  ・こういう機会があったのでよかった。
  ・授業技術について意識できるようになり
   うれしく思う。
  ・授業を観るのが楽しくなった。

など、感想の言葉である。メンバーの皆さんに役立つ研修をつくることがぼくの願いだったので、それが達成できてよかった。
  Wakatekennmatomeさらに、④では、ぼくの思いを述べさせていただいた。3つの成果を示すとともに、今後たくさんの若手教員が増える中で、メンバーの皆さんがどのように振る舞われていかれるのかに大いに期待している。
  加えて、校長先生からも貴重なお言葉をいただいた。
  ・もっと子どもの視点で語ること
  ・教員は、次の世代を育て未来をつくる
   崇高な仕事であること
  ・意図をもって日々の仕事にあたること

  最終回を終えて、ほっとしているともに充実感も味わった。校長先生をはじめ多くの先生方の応援を得て、無事一年間この研修会を運営し、多くの成果も残せた。そして何より、若い先生方が、より前向きにこの仕事をとらえられるようになった。来年度からの若手研メンバーの皆さんの活躍を期待したい。

| | Comments (0)

February 21, 2012

若手研(まとめ)②

  Dscf8589221日、リーダーを務めていただいているA先生の研究授業が行われた。「個性伸長」が内容項目の道徳の授業だった。普段から授業に対して熱心に取り組まれている先生だけに、若手研の研修テーマである授業技術が、いろいろな場面でたくさん見てとることができた。もちろん、子どもたちも主体的に話し合いを行い、本時の目標も十分に達成できていると思う。

  A先生は、展開の後半に次のような活動を取り入れられた。
  ①資料文をもとにして考えたことから、
    自分自身の「よさ」を紹介する。
  ②紹介できなかった友だちの「よさ」
    を紹介してあげる。
  ②の活動を取り入れることによって、「自分にも人から認めもらえるようなよさがある」という自己肯定感を高めることができた子どもが何人もいた。①の活動の後に終末に入るのが一般的だ思っていたので、②の活動を取り入れて理由をA先生に尋ねた。すると、A先生は、
「数年前に同じ内容項目で授業をしたことがある。その時に、①の活動で、自慢でいることを紹介できなかった子どもがいてとても気になった。それに対して事後研で②の活動がよいのではないかと教わった。だから、今回やってみようと思った。」
とおっしゃった。
  ぼくは、そのお話を聞いてある種の感動を覚えた。「こうやればよい」というアドバイスを素直に受け留めるだけでもすごいのに、それを覚えていて、次の機会に実際に生かすという真摯な態度はなかなかできない。

  自らを高めようとするA先生の授業改善への取り組みを拝見して、今年一年間、この若手研をやってきた意味の大きさを感じた。「研修ばかり増えて大変だ」という意見もあるが、実力をつける段階にある若い先生方は、自らを鍛える時間は必要だし、A先生のように取り組んでいただければきっと「やってよかった」と思えるはずである。
  次年度からは、二人のリーダーの先生が主体的になり、きっとよい若手による若手のための研修が行われ、学校教育の推進に一躍を担ってくれると思う。

| | Comments (0)

February 20, 2012

関大初等部式思考力育成法

  51st1ix7m5l__sl500_aa300_関西大学初等部著の『関大初等部式思考力育成法』を読ませていただいた。OECDのキーコンピテンシーや学習指導要領など、思考力育成は国内外を問わず今日的教育課題であると共に、昔から多くの学校で取り組んできた教育課題である。しかし、「考えるということはどういうことなのか」「考えることをどのように指導したらよいのか」をいう疑問は多くの教員が共有していることだと思われる。その難しい課題に真正面から取り組んでいる関西大初等部の研究は、本当に素晴らしいと思う。

■思考力を育てる
 ・「何ができたら、考えたことになるのか」を明らかにする。
 ・思考として重視するのは、「本人にとって」
  新しい情報(もちえなかった知識・見方・考え方)を
  生み出せるかどうかである。
 ・思考を促すには、ある文脈を用意し、
  その中で、どのように考えていけば、
  自分の答えを見つけ出せるのかを鍛える。

 ・「考える技法」と表現される技術を
  「思考スキル」とし、授業の中で習得するために、
  シンキングツールとルーブリックが必要である。
■思考スキルとは
 ・行動レベルで「思考」をとらえる。つまり、
  「思考」を分解して具体的な「思考スキル」とし、
  その習得を目標(行動目標)とする。
 ・学習指導要領の分析から、思考力を整理すると、
  最終的には18個の思考スキルに整理できた。
 ・思考スキルの関連を整理し、低中高学年別に体系化した。
 ・さらに「比較する」「分類する」「多面的にみる」
  「関連づける」「構造化する」「評価する」の
  6つについて、学年別目標を設定する
■思考スキルを習得する場
 ・思考スキルを使う必然性のある場面を考える
  (文脈を重視する)
  -子どもが困惑する
  ‐子どもが突っ込んで考えなければならない
  -子どもが興味かある 

 この本を読ませていただき、関西大初等部の研究が、本校の学校研究に大いに参考になる。つまり、研究主題「言語活動を通して自分の考えを表現する子どもの育成」を解明するためには、「子どもにどのような思考活動をさせるのか。その活動場面では、どのような言語活動は行われているのか」を検証することがかかせないのではないかということである。このことを糸口にして次年度の研究の進め方について考えたい。

| | Comments (0)

February 19, 2012

公務員革命

 41xjfwiyj1l__sl500_aa300_太田肇氏著の『公務員革命 彼らの<やる気>が地域社会を変える』を読んだ。世の中では、公務員に対して厳しい見方が続いている。しかし、太田氏は、そのような批判を繰り返すのではなく、公務員という職種の特殊性を理解し、公務員の「やる気」(モチベーション)を引き出すことによって、地域社会を豊かにしていくことを提案している。

  公務員の仕事は、企業の仕事と違って具体的な成果が見えにくいことをまずはして指摘している。そして、どんな成果をあげかたかよりもどれだけがんばったかという態度ばかりが評価されたり、加点ではなく減点方式で評価される面があり、「見せかけのやる気」や「それ以上のことはしない」という状態に陥る。このことを筆者は、「やる気の天井」があり、それが低くなっていると表現している。
  しかし、「スーパー公務員」と言われるような「やる気」をもって働き大きな成果を残している公務員もいるし、公務員の力を引き出そうと工夫している自治体もある。公務員は僕(しもべ)ではなく、主役だという意識をもたせる必要がある。そのために「自律」「承認」「夢」が重要になる。簡単に言うと、「個人の裁量権を増やす」「注目されたり褒められたりする場面をつくる」「より大きな活躍の場を与える」ということである。先進的な取り組みとして、神奈川県藤沢市の「専任職制度」や「庁内FA制度」、大阪府岸和田市の「人材育成基本方針」や「本人考課を最大限尊重する評価制度」などを紹介している。

  ぼくがこの本を読んで印象的だったことは、「川上の管理」から「川下の管理」へ移行するということである。つまり、最低限の基準を決めそれを守らせた上でチャンスを与え任せるという考えで管理をしていくやり方である。そのためには、個人ではなくチームで取り組むような組織としての機能が働くような職場の環境を整えておく必要である。なかなか難しいことだけど、学年経営もおいてまずは心がけてみたいと思う。

| | Comments (0)

February 18, 2012

UTプロジェクトの成果のリーフレット

  内田洋行と玉川大学による産学連携の共同研究プロジェクトである「UTプロジェクト」の研究成果報告がまとめられたリーフレットを読んだ。堀田先生、野中先生、高橋先生が共同研究者として加わっていらっしゃる研究から明らかになったことが一枚にまとめられていてとても勉強になった。

  「UTプロジェクト」の研究テーマは、教室環境、授業実践、デジタル教科書の3つである。
  教室環境については、「ICT環境整備が進むと、ほぼ毎日ICTが活用される」ということと、「児童の集中力や学習意欲が高まり、児童にとってわかりやすくなる」ことが明らかなった。また、デジタルテレビの設置場所は、窓際が「外部光の映り込みの影響が最も小さく、視認性が高い」ことがも明らかになった。
  授業実践については、「一斉授業で大きく映すなど、これまでの授業スタイルに無理なくICTを加える」ことがポイントである。また、電子黒板でデジタル教科書を使った授業でも「大きく映す」という機能が多く使われている。さらに、そのような授業の中での教師の授業行動は「拡大提示・焦点化・発話」の3つに類型できた。
  デジタル教科書については、指導者用では、「教科書と同じレイアウト」「必要な部分のみの拡大」「クリックのみの簡単操作」が効果的な提示の要件である。また、教科書を拡大する場合は実物投影機よりも拡大しやすい。 
 3人の先生方からは、
 ・教室の電気をつけるように自然に活用されるような
  ICT環境を今後も研究する。
 ・より良い授業を支援し、子どもの理解を助けるような
  教室環境につながれば幸いである。
 ・最も重要なのは、情報提示・焦点化の後の教師の発話。
  授業の流れを阻害しないようなICT機器とコンテンツの
  操作性などの研究を続ける。
というメッセージが述べられていた。

  このプロジェクトにかかわった皆様が、多くの時間と労力をかけて調査・実践をされ、そこから得られた膨大なデータを処理・分析し、そこから明らかになったことを多くの教員や教育関係者にわかりやすく伝わるようにする努力には頭が下がる。そのような多くの方々の努力によって導き出された成果を、現場で生かしていきたいと思った。  

| | Comments (0)

February 17, 2012

若手研(まとめ)①

 5月から始めた若手研修会もいよいよ今月22日で最終回を迎える。最終回の企画・運営は全てリーダーの二人の先生にお任せした。

  最終回に向け、各先生方の授業公開が続いている。新採のお二人は初任研を兼ね今月の初旬にすでに終わっている。来週に入り、さらに授業が続く。今回は道徳の授業が多い。同じジャンル(資料)に絞ることで比較が容易になり、授業技術の視点で自他の授業を振り返ることができると思う。

  自分のことを振り返っても、「自ら学ぶ」ことが最も自分を高める方法だと思う。つまり、「させられる」から「自らやる」研修に変ってこそ、身に付くことも多いし自己満足感も高まる。20日の授業公開を行うA先生の「他のクラスでトライの授業をさせていただきました。」という言葉に、ぼくがこの研修会で伝えたかったことが少しずつ伝わってきているという感触をもつことができた。
  若手のみなさんの今年度最後の公開授業&ディスカッションに期待したい。

| | Comments (0)

February 16, 2012

3000記事

  このBlogを開設してからの記事の数が3000件になった。小さなことかもしれないけど、コツコツ積み上げてきたことにぼくは大きな喜びを感じている。

| | Comments (0)

February 15, 2012

第3回砺波市教育課題懇話会

  15日、砺波市教育課題懇話会に参加した。この懇話会は、市内の幼保小中から一人ずつ参加し、毎回テーマについて意見交換をするというものである。1回目はグループディスカッション、2回目は2名の発表をもとにディスカッション、3回目は一人ずつがレジュメに従って発表した後にディスカッションを行った。

  今回のテーマは、「理解が遅れがちな子どもへの指導の工夫」である。
  このテーマでについては、個別指導や習熟度指導、特別支援教育を核とした家庭や専門機関との連携、そして、校内委員会を通した教員間の共通理解による指導などが一般的な指導の工夫である。ぼくは、あえて、「理解が遅れがちな子どものへの指導の工夫」としてICT活用を前面に押し出した。理由は、担任としては、いろいろな特長のある子どもを一斉指導を効率的・効果的にすることで、個別指導や支援を行う機会も増えると思うからである。
  また、
 ・教科書や教材・教具などの実物投影機で拡大提示し、
  「スクリーンを見ましょう」と指示する
 ・実物投影機でノートを拡大提示し文字や線を書き込みながら
  「まず日付と『めあて』を書きましょう」と指示する
の2つの活用は集中を促すことに効果があるし、
 ・リコーダーや手縫いなどの指導において、
  実物投影機でやり方を拡大演示してやる
 ・繰り返し練習するためにフラッシュ型教材を活用する
の2つは、基礎的・基本的な知識や技能習得させることに効果がある

  みなさんの発表や意見を伺い、同じテーマでも、幼保小中によって全く異なる手立てを講じていることもわかった。それらのことから、教員個人としても、学校や園という集団にしても、日々の出来事やその対処の仕方にいろいろな違いがあることを知ることから、初めて「なるほど」と感じたり「もっと違うやり方がある」と理解したりすることがきる。その意味で、小学校以外の先生方と発表を聞いたり具体的・効果的な指導法について意見を交わしたりすることに大きな意味があるのだと思う。

| | Comments (0)

February 14, 2012

23年度学校研究発表会(当日)

 14日、今年度の学校研究発表会を行った。県内から約50人の方々に参加いただき、本校の研究の成果を観ていただき、貴重なご意見を賜った。

  まず、全体会の会場でオリエンテーションが行われ、低・中・高学年部会の司会者より授業内容や協議会の進め方などについて説明をした。
  次に、2年、3年、6年で公開授業を行った。6年の授業会場には、約20人の方々が参観された。ぼくは、司会役を務めていたので、授業をずっと観ることはできなかったが、
  ・何度も検討した指導案の通りに授業が進んだ
  ・子どもたちも友だちの意見と関連づけながら
   積極的に発言した

など、Dscf84372K先生の力量が十分に発揮され、本研究主題や高学年で目指す子どもに近づく指導で、本時の目標を概ね達成できたと思う。
 「新しい説明文の学習の試みを拝見し大変満足した」
 「学習内容が多いが教師の工夫がたくさんあり、子どもたちは根拠を明らかにしながら発言していた。」

 授業後の協議会はわずか45分という短い時間だったが、逆に長く感じるほど内容が濃いものだった。特に、
 ①子どもたちの意見を集約した表の配布
 ②子どもの思考を揺さぶる場面
 ③3つの説明文を扱ったこと

などの3点について、参観された方々同士で意見をつなぐシーンもあるほど議論が盛り上がった。①については、「一般的」「具体的」にとらえるバランスが問題であるという意見だった。しかし、本文やノート記述に立ち返ることも必要だけど、「比べる」という活動を促すためには、共通の土台となるツールが必要である。もし、表がなければ、子ども同士が相手の考えを理解するのに時間がかかり本時の目標達成が難しかったかもしれない。②については、意見を述べてくださった方が指摘された場面での子ども意見の取り上げ方には更なる工夫があればよかったと思う。しかし、展開の後半で、「自分ならどの工夫を選ぶか?」という発問によって子どもたちは、展開の前半で「一般的」にとらえていたことを「自分の立場」で考えることできた。そのことが子どものノート記述に表れていて、それまでより「具体的」に筆者の表現の工夫と効果をとらえ直していたことがわかった。③については、これはあくまで指導法の一つでありベストではない。教材文を減らすことにもメリットは当然ある。しかし、今回は、K先生が教材研究された結果、3つの教材を文を扱う方がより本時目標達成につながり、「比べる」という思考場面の創出になると判断されたことであり、3つを扱ったことに肯定的な意見もあった。

  ぼくは、今回の研究発表会を通して、少なくとも自分の知る高学年部会においては、授業を媒介として本校の研究について参観者に直接伝えることができたと思う。それは、協議会での発言やアンケートの言葉の中に、肯定的な意見と批判的な意見がそれぞれしっかりと表されていることからもわかる。
  今後は、月末に予定している最後の全体研修会で、低・中・高学年部会での成果と課題を共有し、研究経過報告で述べた内容も踏まえ、次年度の課題と具体的な取り組みを全教員で検討していきたい。

| | Comments (0)

February 13, 2012

23年度学校研究発表会(前日)

  いよいよ今年度の学校研究の発表会が明日に迫ってきた。言語活動の充実をテーマにしてこの一年間取り組んできた研究の成果を発表する。2年、3年、6年で研究授業が行われ、その後、低中高学年別に協議会へと続き、最後に全体会で研究経過報告と富山大学の米田先生の講演が行われる。
  前日にもかかわらず、ぼくは富山への出張だったので諸準備にはあまり参加できなかった。しかし、先生方が協力され、研究会に向けて準備が整った。

  研究発表会のメインは何と言っても研究授業である。昨年度までの2年間の研究は家庭科が中心であり高学年での授業が中心であった。しかし、本年度が、これまで全ての学級で言語活動の充実(主に国語科)計26の研究授業が行われている。つまり、本番の3つの授業は、それらの授業の成果の上に成り立っていると言える。1月半ばには一度指導案ができ上がっていたが、その後も学年部会で何度も検討され、さらにブラッシュアップされている。そして、先週から、授業参観や模擬授業風の検討会が行われてきた。よりよい授業づくりを目指しての先生方の取り組みは頭が下がるし、これこそが学校研究を行うよさだとぼくは思っている。
  ぼくが担当する高学年部会では、6年のK先生が研究授業をされる。ずっと国語科研究をされてきた先生だし、大学院でも学んでこられた方である。本時の目標は「筆者の表現の工夫と効果を読み取ることができる」という、実にオーソドックスなものだけど、それに迫るための指導法にオリジナリティがある。『環境』をテーマにした3つの説明文を読み比較するというものである。3つの文章を読み理解した上で思考するとなると、かなりハードルが高い。そこで、「内容を読み取る」「3つを比較する」という子どもの学習を支えるための支援を工夫している。Dscf82882「内容を読み取る」学習を主体的に行わせるために、「学習の手引き」を配布し「学習成果」を掲示している。また、「3つを比較する」ために、子どもが読み取った筆者の工夫や効果を配布する一覧表板書で整理したり、Dscf82822子どもの気付きや考えの整理のためにノートに書かせたり、考えの見直しを図るための発問を工夫したりする。ぼくはこれらの手立てが功を奏し、小学校最後の説明的な文章を扱った学習で、子どもたちが筆者の表現の工夫をより確かに読み取ることができると思っている。

  また、全体会での研究経過報告では、定性的な評価と定量的な評価から、初年度の研究の成果と次年度の研究の課題を述べている。これが、3つの授業と連動し、本校の学校研究が参観された皆さんに伝わればよいと思う。

| | Comments (0)

February 12, 2012

教師力向上支援事業派遣研修報告①

  Surinnkahoukoku13日で県民会館で行われる教師力向上支援事業の派遣研修報告会のためのプレゼンが完成した。

  報告内容は、スリランカ訪問である。スリランカ訪問の報告は、これまで学校や各研究会などで何度か発表させていただいた。今回はわずか5分ということで、報告内容の精選がカギになる。スライドの枚数は多いが、写真のスライドが多いので、何とか5分以内に収まると思っている。

 11日の研究会の反省を生かし、少しでもわかりやすい発表になるように、限られた時間の中でシナリオ作りと練習をがんばりたいと思う。

| | Comments (0)

February 11, 2012

第33回北陸三県教育工学研究大会富山大会

  11日、タワー111で第33回北陸三県教育工学研究会富山大会が開催され、研究発表をさせていただいた。

  今回の研究発表は、「教員の資質向上を図るためのミニ校内研修の実施上の留意点」をアンケート調査を行い、返信されたものをまとめたものである。まとめて得られた知見は、次の4つである。
 ・教員の資質向上が目的で、多様な内容である
 ・今日的な教育課題や各学校の実態に
  対応した研修テーマが多い
 ・短い時間でも教員の知識や技能、意識が
  高まり、担当者は研修がやりやすいと感じる
 ・終礼の前後に実施し、校務分掌の担当者や
  得意な教員が「研修進行者」となる
 ・計画性や雰囲気づくり、活動・評価の方法に
  課題もある
  高橋先生にご指導をいただき、プレゼンの内容はかなりよくなったと思う。また、質疑の際に、今後の研究の方向性として「ミニ校内研修の内容を決め方」や「ミニ校内研修の体系化」という2点についてご助言をいただいた。
  しかし、聞きづらい話し方になったことが多く、練習不足を大いに反省しないといけないと感じた。
Cimg0402一方、情報研の皆さんのご発表は素晴らしかった。3人の学生さんは、とても堂々と、発表の型に従ってわかりやす発表された。聞き手の皆さんにもよく伝わったようで、すぐに質問や意見を述べられた。それに対しても適切に話され、学生とは思えない姿だった。何度も何度も繰り返し練習をされたことが推察され、感心するばかりだった。
また、3人の先生方のご発表からも多くを学ぶことができた。
・永年実践を続けてきたことを研究の視点でとらえ、
それを自分の強みとして発表されている
・普段の授業と同じように、笑顔とトークで、
  聴衆をうまくひきつけられている
・授業シーンの写真や実践事例の一連を提示し、
  実践化したことや効果的であったことを具体的に
  伝えている

  今回の研究会に参加させていただき、自分がずっと温めていたミニ校内研修の研究を実施することができ、校内研修について見識を深まることができた。また、論文書きや発表に向けて、高橋先生に何度もご指導をいただいたり、情報研の皆さんと共に学ばせていただいたりすることができた。しかし、このようなよい環境の中で学ばせていただいていることに甘んじてはいけないという思いも同時にもつことができた一日でもあった。

| | Comments (0)

February 10, 2012

研究経過報告

  研究発表会までのこの1ヵ月は結構苦しんだ。理由はもちろん、授業研究の成果や実態調査の結果から、本年度の研究経過をまとめるという大きな課題があったからである。今までには、修士論文をはじめ、個人で論文を何度も形にしてきた。また、若い頃は100ページ以上にもなる実践記録を仕上げたこともある。しかし、学校研究のまとめをつくる作業は、先生方お一人お一人の研究の成果をうまくまとめるというとても大変な作業だった。

  先生方に書いていただいた実践事例に書かれている「言語活動のし方の工夫」を、
 (1) 意欲的・積極的に取り組む態度
 (2) 言語に関する知識や技能
 (3) 的確な理解と論理的な思考・表現
など3つのカテゴリーに整理し、さらに「読む」「話す・聞く」「書く」などの言語活動ごとに分類した。その結果、8つの効果的な「言語活動のし方の工夫」が明らかになった。
 Kennkyukeikahoukoku 一方、子どもたちの実態把握のために行った意識と能力の調査の結果を集計し、グラフに表した。
  そして、これらの研究結果を中心に研究経過を報告するための筋道を考え、スライドにまとめた。

  途中で、「本当に仕上がるのか」と不安になったこともあったが、何とか最後まで仕上げることができた。まだ修正を加えるなど本番の発表までには作業工程があるが、大きなヤマを越えた感じがしてうれしかった。
  14日の研究発表会に参加してくださった方に学校研究の様子が少しでも伝わるとよいと思う。

| | Comments (0)

February 09, 2012

児童集会で得られたもの

  今回の児童集会でその企画・進行を務めた我がクラスの子どもたちは何を手に入れ、何を学んだのだろうか。それは、「自信」と「意欲」を手に入れ、「何事も準備が大切であるということ」を学んだのだと思う。

  子どもたちには、「にこにこ東部っ子集会がんばりカード」というワークシートを渡しておいた。記入内容は、
 1.めあて(3つ) ※
 2.結果  「準備段階で活動したこと」 ※
        「本場でできたこと、できなかったこと」
 3.考え(めあてと結果から)
の4つである。(※印は集会前に書かせたものである。)
  子どもたちの記述を見ると、
  ・リハーサルをして練習たので、
   きちんと仕事ができたり大きな声歌うことができた
 ・友達のうまく合図と送り
   うまく次に進めることができた

など、事前に決めていためあてを守ることができ、この集会を通して自信を深めたことがわかるコメントがあった。また、
  ・今度はマイクを使わないで発表したい
  ・もっとすごい集会をつくっていきたい
  ・次の「卒業生おめでとう集会」では、
   今日の集会をで発揮した力を使いたい

など、次の活動の機会に向けた意欲を見せている子どもも多かった。
さらに、
  ・何でも確認することが大切だ
  ・打ち合わせや練習が足りなかった
  ・急な変更があり困った
  ・もっと細かいところまで考えてリハーサルを行う

など、うまくいかなかった原因が、事前の想定や練習の甘さであることにも気づき、準備の大切さを痛感した子どももいたようである。

  学習指導要領解説特別活動編には、「特別活動の目標」にある「望ましい集団活動を通して」と書かれている。また、その「望ましい集団活動」の条件の一つに、「ウ. 一人一人が役割を分担し,その役割を全員が共通に理解し,自分の役割や責任を果たすとともに,活動の目標について振り返り,生かすことができること」と説明がなされている。この文言と子どもの反応から、今回の児童集会が、子どもたちにとっての望ましい集団活動になっていたのではないかと思った。
  子どもたちの自主的・実践的態度を育てるために、次回3月の「卒業おめでとう集会」に向けてさらにしっかり指導していきたい。

| | Comments (0)

February 08, 2012

にこにこ東部っ子集会(2012 2月)

  8日5限に「にこにこ東部っ子集会」が行われた。本校の児童集会は、1つの学級が企画・運営を担当し、3学期からは5年にその役割が移ってくる。5年が初めて役割を担う今月の集会を我が学級5年2組が担当した。

  せっかく担当をさせていただくので、この機会を有効に活用するために、以下の4つ点を意識した。
 ① これから5年生が児童会をリードするという意思を
   全校に伝える
 ② 効率的・効果的な集団行動の指導をする
 ③ これまでの学習成果を生かしたり
   今後の学習に生かしたりする
 ④ 相手に伝わる表現について考えさせる

 まず、入場の仕方を工夫した。学年オープンから体育館へ入る際、一度廊下で全校が整列する場を設けた。これによって、整然と入場することができた。次に、司会者の位置をできだけ正面にしメモを見ないで各出し物の感想なども加えながら話すようにしたり、ピアノの合図で「立つ」「座る」「静かにする」という指示を出したりした。これによって、スムーズかつメリハリのある進行ができた。さらに、5年生全員で、司会の言葉に「はい」と返事して応えたり出し物の前後に拍手をしたりして場を盛り上げるようにした。これによって、他の学年もどのように反応すればよいのかがわかったようだった。加えて5年1組と3組の子どもたちが、学習発表会で披露した「よさこいソーラン」のダンスを入場の際に行ったり、5年生全員で今卒業式に向けて練習している「栄光のかけ橋」のリコーダー演奏を退場の際に行ったりした。

  Dscf8240これらの手立てを講じた結果、①~④のことが達成され、落ち着いた雰囲気の中で集会を終えることができた。まだまだ改善の余地もあるが、初めて担当したことを考えると、5年生の子どもたち一人一人にとって自信と今後の集会運営に関する見通しがもてたのではないかと思っている。

| | Comments (0)

February 07, 2012

書き言葉で伝える難しさ

「すべての人に自分が言い方ことを正確に文章で伝える」ということはかなり難しい。「あなたの話を聞くと、あなたの書いた文章の意味がよくわかった」と言われることが多い。つまり、自分の言いたいことを文字に表した瞬間、読み手に伝わりにくいもの(伝わらないもの)になってしまうという。それだけ書き言葉で伝えることに難しさがある。ゆえに、文章に表す際は、一文字はもちろん、一つの言葉の使い方や一文の書き表し方には細心の注意が必要である。

  7日、小教研社会科部会専門委員会が行われ、平成24年度の研究の指針でである「試案」について検討をした。この「試案」の作成には何カ月もかけている。
  内容の検討もさることながら、例えば「考え」と「考え方」の違いは何かといってような議論も多かった。「同じ」なのか「似ているけど同じものではない」のかということである。書き手の中では両者に違う意味をもたせているのであれば、それが明確に伝わるような言葉の使い方をしないといけない。もし、そのような配慮がなければ、読み手に混乱を与え、伝わりにくいものになる。つまり、多くの人に向けた文章には、「用語の統一」は欠かせないということである。

  ぼく自身を振り返ってみると、恥ずかしながら「用語の統一」の重要性に気づいたのは勤めてから随分経ってからである。また、そのことを意識し少しずつできるようになったのはここ数年のことである(まだまだ不十分だが)。そのきっかけが堀田先生と高橋先生の論文指導である。両先生からはこのことについていつもご指摘を受ける。「同じ言葉を使う」ということはそれほど簡単なことではないと感じている。最近では、文章を書く際に常に前の文章を読み返し「用語の統一」をチェックしながら書くようにしている。
  今後の、内容もさることながら、一つの言葉の使い方や一文の書き表し方に気をつけ、読み手に自分の考えが伝わるような文章が書けるように努めていきたい。

| | Comments (0)

February 06, 2012

砺波市小学校教育研究会

  6日、砺波市内の小学校教員がすべて参加し砺波市小学校教育研究会の全体研修会が庄南小学校で行われた。教育委員長をはじめ教育行政にかかわる皆様が来賓としてお越しだった。教育研究実践記録の表彰や最優秀教育実践記録の発表、内地留学報告などが行われた。

  特に勉強になった思う点は2つある。
  1つ目は、開会のあいさつでのM校長先生のお話である。M校長先生は、この会の会則にある「共励研修」という言葉を紹介された。「共励」とは、「共に励み努める」という意味だそうだ。そのことをM校長先生は、「ベテラン教員が若手教員に指導技術や教師文化を伝承することを意味している」「これからは全ての教員が情報を共有していくことが大切である」とおっしゃった。ぼくは、そのお考えに全く同感だと思った。また、「共励」する研修として、今年度取り組んでいる若手研のことが思い浮かんだ。一年間をかけ共に研修に励んできたことによにって、年齢や男女を超えて真の意味での信頼関係が若手の先生方の中に築かれつつあると感じている。
  2つ目は、内地留学報告のされたT先生の道徳教育の研究である。T先生は、道徳の授業における発問をテーマに研究をされた。そのために、複数の副読本の指導書に書かれている発問を分析された。具体的には、発問を「読解・分析型」「想像・推量型」「意思決定・自己決定型」「自己省察・将来展望型」の4つに分類し、副読本別や低中高学年別、授業の段階(導入・展開・終末)別、道徳の視点(「主に自分自身に関すること」など)別に分析された。それによって、発達段階や授業の段階、指導内容ごとにどのような型の発問をすればよいのかが見えてくる。ぼくは、この副読本分析の研究は道徳指導をするわれわれ教員にとって貴重な示唆を与えてくれるとても価値ある研究だと思った。

  わずか75分間の研修だったけど、本当に勉強になる研修会だった。M校長先生のお話やT先生のご発表を自分の実践や研究に生かしていきたいと思う。 

| | Comments (0)

February 05, 2012

雪合戦大会2012

  Cimg0266桜ケ池クアガーデンで行われた第19回のザ☆雪合戦なんと2012に参加した。参加したと言っても試合に出るのではなく、専ら応援である。

  この大会への3回目の参加となる。1回目は観ている以上にきついこの競技に困惑、2回目は大雪に困惑と、あまりよい思い出はなかった。しかし、今回の大会は、今年の冬としては珍しい晴れの天気で、観ていても楽しかった。
  Cimg02865年生からは男子2チームと女子1チームが、4年生からは男子1チームが参加した。5年生の1チームが午後からの決勝トーナメントに参加したが、あとのチームは残念ながら予選敗退。教員チームも予選2敗と敢え無い結果に終わってしまった。それでも好天の下で雪合戦を十分に楽しむことができたのではないかと思う。
  ぼくにとってよかったことは4つある。一つ目は参加した子どもたちやその保護者のみなさんとふれあえたことだ。張り切って雪と戯れる子どもたちとそれを熱心に応援されていた保護者の皆さん様子を見ていてとても温かいものを感じた。Cimg0320二つ目は若い先生たちがみんな参加していたことだ。若手研のリーダーのA先生とB先生を中心にとてもまとまりを感じた。自分の若い頃の思い出しうれしくなった。三つ目はイギリスからのお客様が来られたことだ。Cimg0327高橋先生とご一緒に会場に足を運ばれた。残念がら試合観戦をすることはかなわなかったが、雪合戦という日本の遊びを知っていただけたようだ。Cimg0293そして4つ目は獅子鍋である。350円で買った食べてみると、肉はもちろん、野菜や油揚げなどよい味で、体が温まった。

  家に帰るとどっと疲れが出た。応援とは言えかなり張り切って動いていたのだろう。開催場所も近く、施設も整っていたので、来年も同じ場所で開催されるとうれしく思う。
  とにかく楽しい一日だった。

| | Comments (0)

February 04, 2012

イギリスからのお客様

  4日、イギリスからのお客様が来県されていた。高橋先生のお宅での歓迎会に参加させていただいた。客様は、2007年に来日の際に北海道で初めてお会いした方である。富山駅から高橋先生ご自宅へお送りし、河合先生や高橋研の学生さんと和やかな時間を過ごすことができた。

  ぼくは、今回の歓迎会で、外国からのお客様を迎えるに当たって2つのことを学んだ。
  一つ目は、コミュニケーションに関することである。高校の英語教師である河合先生の堪能な英会話は素晴らしかった。また海外ホームスティの経験のある高橋研の学生のAさんの英会話もお客さんにとってはよかったようである。また、学生のBさんの特技である書道やダンスについても会話が弾んだ。さらに、書道や着物についてスマホやi-Padなどで画像を見てもらうことでお客様にもよく理解していただけたようだ。つまり、言葉でのコミュニケーションはもちろんだが、「何を話題にするのか」というソフト面や、「それはどのようなものか」という情報通信機器も、コミュニケーションを高めるのに必要であると感じた。
  P10502362二つ目は、おもてなしの心である。高橋先生は、今回ホスト役として宿泊施設選定やを滞在スケジュールはもちろん、常にお客様に対して最大限の心配りをされていた。このような心遣い(配慮)こそ、おもてなし心だと言える。また、単に名物を振る舞うだけではなく、相手の好みを常に意識されている。その表れが、鱒寿司の食べ比べやたこ焼きづくり、そしてBGMであった。

  相手のことをどこまで慮れるのか、それこそがコミュニケーションでありもてなしである。そのことを教えていただきよい機会だった。
  また、英語で会話ができることへのモチベーションも高まった。

| | Comments (0)

February 03, 2012

WEDGE2

Img_45b3d52d0b6509366382f6cca0122d2WEDGE』の2月号を読んだ。ビジネス向けの雑誌が、以下のような記事には教育界にも関係するし、社会科の授業の教材研究にもつながると思った。

■「うつ100万人」は減らない
  2008年には100万人の患者がいる。激増するうつ病によって、社会的な損失は2兆7000億円と言われている。そして、うつ病の対策は、企業トップの本気度が問われている。
  不調のなり始めは、リーダーたち(入社3年目の女性が増えている)。深夜の帰宅と土日出勤。仕事への責任からプレッシャーなどで不眠が続く。社内で休職者が多発すると、人材の確保や傷病手当の支給などで健康組合の財政を圧迫など問題が発生する。
  それに対して、能力に合った仕事をする、明るい職場環境、相談室の設置など対策で、休職者を激減させただけではなく生産性を向上させてた企業もある。
■風力発電 空回りの理由 
  2000年からの10年間で世界の風力発電の導入量は10倍に伸びた。しかし、必ずしも建てれば設かるものではない(日本の風力発電は2009年度から赤字)。その原因は、事業計画の甘さ、立地場所、設置間隔などが挙げられる。また、補助金や固定価格買い取り制度など政府の支援(国民負担)に頼った事業である。
  その対策として、ビジネスモデルの転換する(よい場所で故障させずに回して発電量を増やす)、資金調達を容易にするなどの挙げられる。
■「日本では規模拡大できない」は真実なのか
  日本では、小規模農家が農地を手放さないから「規模拡大が進まない」という議論があるが、現実には、経営力がある農家に農地は確実に集まりつつある。多額の税金を投入する政策が返って農地拡大を阻害している面もある。
  北海道十勝の平均耕地面積は、EUの平均の2倍である。また、酪農や畑作を中心とするアメリカやオーストラリアと比べることが適切とは言えない。集落営農組織は増えているが、共同経営が目的で「日本版コルホーズ」となり、経営者が不在のケースが多い。
  農地の集約は自然に進んでいる。後継者がいない農家は、各作業の委託だけではなく、耕作全てを他に任せるようになる。実際に、「あと5年もすれば200ヘクタール規模になる」と言っている農家もある。農業を成功させるためには、国が耕作条件を整えることではなく、「いかに農業を経営するか」を考える能力をもった農業経営者が必要である。

  うつ病への対策の話は、先日の若手研のAさんのお話にもあったリスク管理にも通じるものであり、働く人々の心身の健康を守ることは、組織体である学校も企業と同じであると言える。また、綿密な計画と実績評価も重要であることは、官民共通である。さらに、農業をはじめ、様々な日本の産業の構造はどんどん変化している現実を踏まえ、それにあわせて学習内容が変化していくことが今後予想される。
  「アンテナを高くする」意味でも、このようなビジネス界の情報にも目を向けていきたい。 

| | Comments (0)

February 02, 2012

北陸三県教育工学研究大会(準備②)

  2日、第33回北陸三県教育工学研究大会の富山大会の発表に向けた勉強会の2回目が高橋研究室で行われた。ぼくが到着したころには、同じく発表する研究室の皆さんのプレゼンを高橋先生が指導されていた。

  Hokurikusannkenn2011先月30日、代休を利用して研究室で発表のためのプレゼンをつくらせていただいた。事前に一度メールで高橋先生にご指導をいただいていたが、スライドを提示し、実際に話してみると、用語にズレがあったり研究方法についての説明不足があったりした。高橋先生からは「まとめ」のスライドの内容を再検討するようにご指導をいただいた。その一枚で、聞き手の皆さんに役立つような知見を表すのかもっとよく考えてみたい。それに合わせて、結果を示すスライドの表現も変更する。

 毎週のように研究室にお邪魔させていただいているので、発表のための準備は割に順調に進んでいるように思う。次週はいよいよ最後の勉強会。ここでは本番と同じようなパフォーマンスができるように練習にも力を入れたい。

| | Comments (0)

February 01, 2012

日本の食を考えよう20(個人のまとめ②)

  1月中旬から始めてきたこれまで学習したことをもとに「日本の食」について自分の考え(主張)を作文に表すという学習活動が終了した。

  これらの作文は、『全国小学生食育作品コンクール2011』に応募する。この応募は、「総合的な学習の時間」などで健康や環境など「食」をテーマとして学習した成果がその内容になる。Cimg0252作文の他にも「イラスト・絵画」「手作り新聞」「料理レシピ」などの作品が集まった。学年の分を全部合わせると封筒などにはとても収まらなかったので、段ボール箱に詰め、宅配便で送ることにした。

  この応募を通して、子どもたちの学習成果が広く世に出る。また、入賞するかどうかという楽しみもある。子どもたちと吉報を待ちたい。 

| | Comments (0)

« January 2012 | Main | March 2012 »