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December 31, 2011

2011年の目標の結果は・・・。

  ついにあと2時間ほどで2011年も終わる。元日に立てた目標の結果を示すことで今年一年を総括してみたい。

 「一念発起」を、全ての面でこの精神を貫くことはできなかったが、昨年まで以上に「それまでの考えを改め、あることを成し遂げようと決意し、熱心に励むこと」が多くの面でできたように思う。

(1)授業力・指導力の向上を図る。
 「毎月公開授業の実施」と掲げておきながら実施できなかった月も多かった(1月~3月までは全くできなかった)。それでも、
 4月社会科「わたしたちのくらしと国土」
 5月算数科「小数のかけ算」
 6月社会科「水産業がさかんな地域をたずねて」
11月理科「ふりこのはたらき」
12月国語科「天気を予想する」
の5本授業を行った。5月の授業は若手研の皆さんに見てもらった授業で、12月の授業は学校研究のための授業である。いずれも子どものたちの反応がよく、ぼくなりに手応えを感じる授業で、少しずつ自分の授業力が高まりつつあるのが感じられた一年でもあった。
 しかし、教育書を読み直すという目標はほとんどできなかった。そんな中、インストラクショナルデザインについて知りたくて島宗理先生や鈴木克明先生の本は読み直した。知りたいと思うときにすぐに手にできるという環境がぼくの周りに整いつつあると思った。
(2)研究力の向上を図る
  この目標はほとんどできた。10月の兵庫県丹波市で行われた教育工学協議会で論文発表ができた。研究内容よりも学会発表に向けた進め方は、これまでで最もスムーズだった。これも成長の一つだと思う。また、「ミニ研修」をテーマに校内研修を扱った研究を年内にスタートできたこともよかった。
(3)教員としての資質を高める
  毎月5冊という目標にはほど遠い結果だった(年間で39冊 5冊以上の月は2回)。しかし、自分の好みの本や簡単な本ばかりを読んでいるではない。先生方から奨められた本は必ず読むようにした。それらはいずれもインパクトがあり、物事を考えるときに大いに参考になったと言える。
  一方「5・10勉強」はかなりがんばった。短い時間でコツコツ続けた結果、少しずつ知識が見に付いてくるのがわかった。今後もBlog更新と共に毎日続けていきたい。
(4)自己管理力を高める
  3つの目標が守れない日が多く、体調管理ができないことが多かった。それでも、日々結果を記録することで、「あきらめずがんばるぞ」という挑戦する意識をもって日々を過ごすことができている。記録することの大切さは大いに感じている。
(5)有言実行型への体質改善を目指す
  「毎月Blogで振り返りを報告する」という目標は一度もできなかった。しかし、有言実行型への体質改善は進んでいるように思う。ということで、来年は目標を変えて挑戦してみたい。

 年のはじめに目標として掲げていたこと以外については、学年主任や研修部、学年の総合(米作りと収穫感謝集会)、小教研社会科部会の専門委員などの仕事でもかなり手応えを感じることができた一年だった。そのことも含め、初めにも述べたが、今年は、「一年発起」の精神でできたことも多く成果も見られ、これまでの年よりも満足できた。これを来年以降も続け、さらに質が高まるような「目標―実行―振り返り」のサイクルの確立を目指したい。

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December 30, 2011

町内会引き継ぎ

  30日、町内会の引き継ぎ会を行った。これをもって23年の町内会長の仕事が終わったことになる。

  初めての町内会長について不安な面が多かった。また、毎月の不燃物回収の世話など、大変なことが多いと感じていた。しかし、会長をやってみて、町内のこと以上に他の町内会長さんらとの連携や各種団体の一員として働くことや、年間を通して多くの地域行事が行われそれらにたくさんの人々の力が使われていることを知ることの方が重要であるということに気づいた。もちろん会合に出る機会が多く大変な面があったが、自分が住む地域の人のことをたくさん知ることができたことは今後にもつながると思う。
  一方町内のことについては大きな課題が2つあった。1つは、2年後に町内会長の引き上げることと、秋に曳山を出す行事を行うことである。前者については獅子舞や夏祭りなど町内の方を顔をあわせる機会を利用して、「どのように進めるのがよいか」多くの方々に伺った。すると、皆さんは親身なってぼくの相談に乗ってくださった。その結果、具体案がまとまり、来月の平成24年の常会で提案できる運びとなった。後者については、実施できなかった。しかし、その代わりに福町神明宮への奉納獅子舞に参加し、町内の皆さんと楽しむ機会をもつことができた。

  町内会長として課題を解決し無事に終了することができたのは、副会長のHさんをはじめ、諸先輩方の理解と協力のおかげである。よい町内に生活できているなあという思いを新たにした。
  将来もう一度町内会長をする機会がある。その際には、今回の経験を踏まえ、より町内の皆さんの役に立てる仕事をしたいと思う。

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December 29, 2011

2011年情報研(12月)

  29日、富山市の自遊館で12月の情報研が行われた。今回は、富山大の山西先生とスリランカから一時帰国中の越村先生が参加され、いつも以上に活気のある研究会になった。

  活気があるというのは、まず発表・相談などの件数がとても多く多岐にわたっているということである。
・情報教育に関する模擬授業
・特別支援級における漢字指導
・ICT活用に関する校内研修の成果
・学級経営の評価
・言語活動に関する学校研究
・情報モラル教育の実施状況
・小中連携の取り組み
・日本人学校の紹介(越村先生)
・校内ミニ研修の留意点の研究(宮﨑)
など計9本である。どの発表・相談も示唆的で、自分の実践を振り返りよい勉強になった。
  1314407267817越村先生は、日本人学校の制度に関する基本的に知識から、様々な教育活動、それに、スリランカの近況や生活について、約20分程度お話をしてくださった。聴いていらっしゃる皆さんは、珍しい越村先生のお話をうなずいたり笑ったりしながらじっと聴いていらっしゃった。4ヵ月前に実際に見てきたぼくには懐かしい話だった。それに、当時は走ることができなかった高速道路が完成したという話が特に印象的だった。日本の国際協力がまた一つスリランカの人々の生活の向上につながっていると感じたからである。その一方で、浦上さんたちの定置網漁法の国際協力が天候不順のためにうまく進まなかったと伺ったのは残念だった。せっかくここまで順調に進んできたのにという思いがあるからである。
 
  研究会終了後は、越村先生の帰国を囲み、忘年会が行われた。参加者の中には、高橋研を今年の3月に巣立ったOB・OG全員の姿もあった。どの方も自分の道でがんばっていることがわかり、高橋先生から受けたご指導を十分に生かされていると安心した。
  懐かしい顔に出会い、それぞれのがんばりを確認できるこの研究会は本当に素晴らしいと思う。そんな研究会の一員でいられることに感謝し、この研究会をさらに盛り上げるために、研究と実践を続け、裏方としてもしっかり働けるようにしていきたい。

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December 28, 2011

もちつき2011

28日、南砺市城端の親戚の家へ行き、叔父と叔母と共にもちつきをした。これは毎年恒例の行事である。前日までの雪がやみとてもよい天気だったので、一般道路はかなり氷ついていた。山に近い城端は路面が銀光していて運転が少し怖いくらいだった。

  そんな寒さの中だけど、もちつきを行う車庫の中は、赤々と燃える竈(簡易型)の炎と白い湯気でとても暖かかった。叔父と叔母が早朝から準備してあとはつくだけにして待っていてくれたのだ。Cimg013970歳を超える叔父は普段から農作業で鍛えているので、未だに体力は衰えていない。30歳も年齢が下のぼくよりはるかにたくさん杵でついている。もちろんもちをつく技術も高い。「手返し」(相の手または返し手)と言っている仕事は母親である。そして、ついた餅を「のし板」の上で伸ばしたりもちとり粉を使って丸く成形したりするのが叔母の仕事である。3人だけでも十分に仕事ができるが、ぼくが好きなので、ずっと参加させてもらっている。それは、もちが大好物だからという理由以上に、生まれた時からずっと年末は叔父と叔母が我が家に来て家族そろってもちつきをしていたという幼い頃からの思い出があるからである。
  今年は、高校生の娘と中学生の息子も参加した。二人とも来るのは久しぶりだ。叔父と叔母は二人の成長ぶりに驚いていた。娘は、叔母を手伝い、息子は竈の火の番をしてくれた。二人とももちつきにも挑戦したが、「難しい」とつぶやいていた。また、二人とも蒸しあがったもち米のおにぎりやつきたての昆布もちを頬張りとても満足していた。二人がいたこともあり、あっという間に片づけを終えることができた。

  Cimg0149三世代で行うともちつきがより楽しくなる。もちという食べ物、そして、もちつきという行事が、日本の伝統文化の一つである。その伝統文化に、ぼくと子どもたちはふれられることができて、とても幸せな時間を過ごすことができた。それは、「美味しい」とか「楽しい」とかという感覚を、家族みんなでつくり上げ共有できるからだと思う。
  教育基本法の精神にのっとた現行の学習指導要領では、この伝統文化を尊重することを求めている。今年学年取り組んだ米作りや12月に入って学級で二度ほど行った百人一首なども、伝統文化を継承するものであり、日本のよさや地域のよさを感じられる学習になっている。
 「子どもたちに何を残せるのか」ということも、残りの教員人生の中でしっかり考えて実行していきたい。

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December 27, 2011

若手研(1月 冬セミナー)①

 冬季休業に若手研修会を行う。課業中と違い時間にゆとりがあるので、8月19日の夏セミナーと同様に冬セミナーと銘打って実施する。今回も外部からの講師を招く。講師のご都合もあり、1月中に2回に分けて行う予定。その内容がほぼ固まった。

■研修目的  
 •2学期を振り返り、授業技術の向上を確認したり
  3学期の研修目標を設定したりする。
 •各班の課題解決に向けた主体的な研修の進め方を
  身につける。
 •先行研究を学び、今日の教育活動に生かすことの大切を
  理解する。
 •互いの努力を認め合い、仲間のことを理解し合う。
■研修日程 
  ①着席完了 趣旨説明【全員 5分】
  ②2学期の振り返り【班別 10分】
  ③輪講『学習方法訓練細案』【全員 30分】
  ④授業分析【班別 30分】
  ⑤まとめ【全員 10分】
 今回もこの研修で目指すことは、自分の授業技術のメタ認知である。2学期にはメンバー全員が国語科で研究授業を行い先生方から指導を受けている。その結果を受け、今後どのような授業技術を高めていけばよいのかを決め、3学期の実践に取り組んでもらいたいと考えている。そのためには、自分の授業の結果からだけで考えるのではなく、新しい知識(理論と実践)をインプットする必要がある。そこで、今回は、村上芳夫氏著の『学習方法訓練細案』を使った輪講と1年のH先生の授業VTRの視聴を取り入れた。輪講では、「まえがき」から「3章」まで約20ページを8人に担当してもらい、担当箇所の説明ができるようにとリーダーのT先生とH先生を通じて伝えてある。また、H先生の授業VTRでは、特に授業の導入部分を見ていただこうと思っている。
  また、グループ活動を通して主体的な学びをつくっていってほしいという願いももっている。2学期の研修では、集合時刻を守ったり皆さんで準備や片づけをしたりするなど、この研修に対する意識の高さは感じている。そこで、今回の冬セミナーを通して、その意識をさらに高めるやめに、リーダーと中心に互いに教え合えるような雰囲気を自分たちでつくり上げられるように取り組まれることに期待を寄せている。
 
  そのような若手の先生方のがんばりが実を結び満足度が高まるような研修会になるように、ぼくにできることはきっちりとやっていこうと思う。

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December 26, 2011

教育ルネサンスフォーラム

  25日の読売新聞に「教育ルネサンスフォーラム 第7回教師力シンポジウム」の記事が掲載されていた。このシンポジウムでは、「子どもの心理ケア~スクールカウンセラーとの連携~」と「デジタル化時代の教師育成と授業~小学校における情報教育~」の2つのテーマについて議論が交わされた。

 前者については、まずは、東日本大震災で被災したことによって子どもたちの心がとても傷ついていることと、それを癒そうとまた苦しんでいる教師がいる実態が紹介されている。次に、震災に限らず普段からの教師とSC(スクールカウンセラー)の連携、保護者への対応について書かれていた。
  後者については、教育の情報化の先進的な取り組みが行われている東京都日野市の例をもとに、教育の情報化を推進するプロセス(ICT活用推進室の設置と校務の情報化・授業の充実・広報)と教師の資質向上について意見が交わされた。パネリストを務められた堀田先生は、「わかりやすく提示し繰り返して使える道具としての簡単なICT活用から始める。」「教員養成段階よりも現場に出てからその活用を身につければよい。そのための日常的に使えるインフラ整備が必要である。」との考えを示された。

  この2つのテーマは一見異なっている言うようではあるが、①教育界の今日的な課題である②教師だけで解決できる問題ではない③人的・物的整備と共にうまくいく仕組み作りが現状の改善につながるなど3つの点で共通性があると思った。これらは、本校の学校運営にもおいても今後益々重要な問題になる。これらの問題をどのようにとらえていればよいのか、じっくりと考えていきたい。

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December 25, 2011

クリスマス寒波

  Cimg012123日から本格的に雪が降り続いている。天気図を見ると見事な縦じまに等圧線が込み合っている。気温もかなり低く路面も凍っている。真冬が一気に到来。

 24日は近くの銭湯で温まった。温まりたいという思うよりも、心を落ちつけて物事を考えるために通っているのかもしれない。12nengajyou_225日はようやく年賀状の作成。最近は、家族旅行の説明と、家族の一人一人の一年間のトピックを。文面を考えてみると、今年2011年も家族が皆元気で様々なことに試みて充実していたことがわかる。来年も引き続きそうありたい。

 来週は、家の大掃除や餅つきなど、正月の準備である。29日は、情報研に参加し、新たな研究の進捗を報告したり皆さんの研究や実践から多くを学ぶ。
 空は雪雲に覆われていて灰色だけど、積もった雪に反射する柔らかい光は心が和む。それに、冬至が過ぎ、また一日一日昼の長さが延びると思うとそれだけでうれしくなる。
 クリスマス寒波の中、新しい年の準備が一歩一歩進んでいく。

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December 24, 2011

子どもの「10歳の壁」とは何か? 

  31l8vlu2svl__bo2204203200_pisitbsti渡辺弥生氏著の『子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学』を読んだ。これは高橋先生から薦めていただいた本である。世間でよく言われている「10歳の壁」について、筆者が、その根拠を探したうえで、再度その年齢で起きている心理学的な変化を概観する目的で書かれた本である。

 第8章には、それまでの述べてきた9歳・10歳の特徴について、身体の発達の他、5つの項目についてまとめられている。

■自分
 行動の背景にある、感情や考え方まで
 想像することができる。
 自分のだめなところ客観的に見られるために、
 劣等感が強まり自尊心が下がる。
 但し、自分を複数の視点から見つめることができる
 ので、「得手不得手がある」ということを、
 大人は伝える努力をする必要がある。
■考える力
 「自分と他人」「主観的な自分と客観的な自分」
 「今の自分と未来の自分」などものごとを相対化
 させてみることができる。しかし、これができる人
 とできない人に分かれ、全体的には不安定になる。
 悩むことは成長の証であり、あれこれと考えること
 自体の楽しさを教える。
 また、ゲームなどの道具に支配されず、道具を
 うまく使うメタ認知を育んでいく。
■感情
 感情を対象化して考えるようになり、それを
 文章や会話の中でも表現できるようになる。
 しかし、自意識過剰になる傾向にあり考え
 過ぎる。
 また、自分が傷付くのを恐れて自分の感情を
 伝えたり相手に気持ちを尋ねたりすることが
 できす、感情を抑え込んでしまう。
■友達関係
 親の言うことより友達との友情が強くなる時期
 である。
 しかし、友だちがいるからこそトラブルが多い
 子どももいる。また、時間的な見通しの力も
 付くので、ちょっとした友達との誤解が続くかも
 しれないと考えてしまう。
 従って、成熟した道徳的な価値観と、友達と
 うまくかかわるソーシャルスキルを教えていく
 ことが大切である。
■道徳性
 いろいろな立場を理解することができるものの、
 個人差が大きい。
 そこで、他人の視点や立場に立つ練習が必要で、
 道徳の時間を最大限利用する。また、国語では、
 具体的にどのようにコミュニケーションすることが
 求められれているのかを、読む、書く、話す、聞く
 を通して学ぶ。理科や算数、体育、家庭科など
 では、ペアやグループで助け合って問題を解決
 を図ることを学ぶ。
大事なことは、親自身の期待を満たすことではなく、
まずは目の前の子ども自身の成長を見ることた大切である。
 

  上記のことを含め、この本には、9歳・10歳はもちろん、成長著しい小学生の特徴をとらえるためのヒントがたくさん書かれていてとても参考になった。特に、本書でも取り上げられていた女子同士のかかわりに関する問題について、自尊心の低下(ローゼンバーグの調査 72p)や自己開示の4つの窓(146p)の話は、これまでの経験と照らし合わせると腑に落ちた。また、ソーシャルスキルトレーニングを担当する者として、その意義がよくわかり、3学期のミニ研修にも生かしていきたい。
  自分自身が指導する場合はもちろんのこと、この本に書かれている内容を先生方にも伝えていきたい。

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December 23, 2011

ゴーゴークリスマス会2011

  Cimg011023日我が家でゴーゴーのメンバーが集まってのクリスマス会を行った。もう十数年続いている。今年は、息子たち世代が受験を控えているということもあったが、ゴーゴーの行事として続けている大切な機会なので、思い切って開催することになった。5つの家族から20人以上の皆さんに来ていただき、恒例のビンゴ大会も行われ大いに盛り上がった。

  親グループ、息子グループ、娘グループに分かれて話をしたりテレビを見たりゲームをしたりしてそれぞれに楽しく時間を過ごしている。その光景は、依然と全く変わってない。変わったのは、親たちが見た目にも年をとったことがわかることと、子どもたちが大人っぽくなったことである。また、言わなくても行動に気をつけたり片づけを進んでしてくれたりすることである。
  ぼくにとっては、職種の違う皆さんからと話すよい機会でもあり、教育の話題が中心になるものの世の中のことをたくさん教えてもらえるのでとても勉強になっている。Hさんから、手作りのマウスパッドをいただいた。革張りでとても手にしっくりくるマウスパッドだ。Hさんが趣味で作られたそうだ。無趣味なぼくにとってはよい刺激になった。Hさんも仕事や地域活動の忙しい方であるが、自分の時間をつくる工夫をうまくされているのだろう。そんな時間の使い方も学びたいし、自分にも趣味と言われるようなものを見つけたいと考えさせていただいた。

  この会は来年以降もずっと続けたいと思う。そして、その年を振り返る場として、また新しい年への希望をもつ場としていきたい。

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December 22, 2011

2学期修了

  22日をもって、本年度の2学期が終了した。4カ月間を振り返ると、学年や学級の出来事がいろいろと思い出され、成果も多かったように思う。

  学年として最も大きかった成果は、子どもたちの主体的な活動がうまくいったことである。夏休みの宿泊学習で培った時間やルールなどを守り集団で行動するという基本的な習慣が生かされ、10月の学習発表会や11月の収穫感謝集会では、それぞれ8つのグループに別れ、リーダー(副リーダー)を中心に、運動表現と研究発表の完成に向け日々努力を重ねた。最初は、まとまりのかける面も見られたが、試行錯誤を通して自分たちのなりの進め方で準備し本番を迎えることができた。それは、子どもたちのとって大きな自信になったし、学年の友達との交流を深めることができた。これらは、来年度の運動会や学習発表会などの学校行事や通学班・清掃班などでのリーダーシップにもつながっていくだろう。また、学校研究として行った国語科の研究授業も学年の取り組みとして大きかった。同じ単元で3人が授業を行う。12月9日の校内全体研修会で授業をするA先生の前に、ぼくと新採のB先生が授業を公開した。B先生にとっては初任者研修の一環であり、校長先生をはじめ多くの先生に参観していただき事後協議会でご指導をいただいた。ぼくは主に高学年部会の先生に見ていただいた。A先生ととってこの2つの授業はもちろん、授業を同一単元で公開するという同じ立場がよい刺激になったようだ。子どもたちにとっては、説明的な文章における筆者の表現の工夫に気づき、文章を読んだり書いたリする力を高めるよい機会になっていた。
  学級としては、学級会の盛り上がりが印象的である。1回20分間という短い時間設定にしたので、7回も実施し、28人の子どもたちが司会グループを経験することができた。最初の1回はお楽しみ集会だったが、あとの6回は給食の片付けについての議論だった。毎回新しいやり方が提案された。しかし、6回目の話し合いの結論は、「片付け方は今まで通り。給食時間が延びないように、静かに食べる。」である。つまり結局もとのやり方に戻ったわけである。しかし違うことは、みんな時間を意識し、静かに食べるようになったことである。ぼくがどれだか「早く食べましょう」というよりも効果がある。ここが学級会の力なのだと思った。この経験は児童会活動の中心である委員会活動にも役立つに違いない。

  3学期は、いよいよ最高学年としての引き継ぎが始まる。学年としてはその課題が最も大きい。学級としては、主体的な学習習慣の確立に向けて取り組んでみたい。3カ月後、子どもたちが最高学年としての力をもってそのスタート位置に立たせてやりたいと思う。

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December 21, 2011

褒めることの力

20日、21日は2学期の保護者懇談会が行われ、39人保護者の皆さんとよい話し合いができたと思う。
  
  その懇談の中で特に印象的だったのは、何人もの保護者の方から「先生に褒めもらうことを喜んでいます。」「先生が誉めてくださったことがきっかけでがんばるようになりました。」というお話である。
確かに、ぼくは子どもたちのことをよく褒めるようにしている。大きなことことより、むしろ小さなことをたくさんほめようとしている。例えば、表情、あいさつ、声の大きさ、正しい姿勢、時間を守ること、廊下を歩くこと、丁寧なノート、たくさん書かれたノート、友達への優しい行い、熱心に当番や係、委員会の活動をする姿など。しかも、子どもの一人一人の(小さな)変化をとらえて誉めるようにしている。例えば、「この前までは~だったけど、今日は~だね。」や「~ができるようになったね」、「君の成長に驚いている」など。さらに、みんなの前で大きなジェスチャーを交えて誉めたり、すれ違いざまに褒めたりすることもある。日常的にそれを繰り返しているいるので、今では意識してやっている感じはない。
  そんな日常的なぼくの行いが、子どもたちにとって役立っていることを知ってうれしかったし、褒めることの力を感じた。

  これまでも大切にしてきた山本五十六さんの「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、 褒めてやらねば人は動かじ」という言葉の重みを久しぶりに感じることができた。これからももっともっと子どもたちを褒めることがでkるよいに、日々の変化やその成長を見逃さないように心がけていきたい。

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December 20, 2011

社会科情報交換会2011年12月

  Cimg006717日、富山大の岡﨑先生が主宰される社会科情報交換会に参加させていただいた。今回も4つの実践について報告があり、社会科の実践の進め方や社会科の授業技術について多くを学ぶことができた。

① 3年「わたしたちの食べ物をつくる仕事」M先生
② 5年「工業生産を支える人々」Y先生
③ 3年「伏木で買い物する?ぼくたち・わたしたち」T先生
④ 5年「タケオカ自動車工芸の自動車生産」H先生

 Cimg00802今回報告された実践例は上記の4つである。①②③④とも共通しているのが、地元の企業や商店などを教材化した地域教材を中心に学習を進めている点である。特に、①②③の実践をについて、3人の先生のお話から、企業や商店の方々の仕事にかける思いがひしひしと伝わってきた。そして、その思いに子どもたちが動かされ、詳しく調べたりよく考えたりしながら追究し、社会的事象に対して価値判断できるまでに高まっていった。Y先生の「これは、私の宝です」という言葉がとても印象的で、正に子どもと教師がともに地域社会を学ぶ素晴らしい実践ばかりだと思った。
  一方、学級担任ではないH先生の授業からその技術の高さを感じた。一つは、資料の与え方、もう一つは学習問題の扱い方である。H先生が与えられて資料は、N新聞の電子版の記事A4両面のものだけである。これにはタケオカ自動車工芸の社長さんの考えと会社の概要(沿革など)が書かれている。H先生は、そのねらいを「自ら調べる姿勢を育てる」と話された。社会科では「詳しく調べる」ために、たくさんの資料を与えがちである。しかし、それは、調べることに時間を使いすぎたり混乱をきたしたりするだけではなく、子どもたちを受け身にしてしまう恐れがある。資料を限定することで、自らタケオカ自動車工芸にアポイントをとったり、与えらえた資料を細かいところまで読み自分の発言の根拠としたりする子どもの姿が見られたそうだ。また、「タケオカ自動車工芸は輸入販売してよいか」という子どもの疑問を学習問題に据えられた。佐藤正寿先生がおっしゃっている通り、教師がら提示した「学習課題」ではなく、子どもからでた「学習問題」である。しかし、この学習問題で追及することは難しい面もある。そのために、H先生は、子どもの発言をうまく引き出しそれらをつないで考えを深めさせるとともに、その学習問題を解くヒントとなる資料も準備されていた。正に理想的な展開であり、H先生の授業技術を高さを感じた。

  ぼくもスリランカ訪問と国際協力に関する教材開発について発表させていただいた。それに関してみなさんにの興味をもっていただけたようだ。
  自分が専門とする社会科の研究会が身近にあることは本当に助かる。この研究会で得られた情報を、自分の実践に生かすことはもちろん、県小教研の社会科部会の研究推進にも活用させていただきたいと思っている。

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December 19, 2011

学習方法訓練細案⑤

■ 3章 学習方法訓練細案及び学習の手引の
      実際的使用法について

・指導計画作成について
(1) この一年間でどのくらいまで学習方法を
  訓練すればよいか目標を立てる。あせりは禁物で、
一歩一歩基礎から積み重ねていく決心が必要である。
   -まずは課題をノートに記す
   -ノートをどうしようするか
(2) 1時間の学習に1方法訓練といった具合に、
   内容的な指導の中に学習方法訓練を加えて
   徐々につみかさねる。
   訓練ばかりでは教科の面白さがかくれてしまう。
(3) 教科によって学習方法的分節の多いものと少ないもの
  がある。それを教師が見わたしてどの順序に指導して
  いけばよいかよく考え、基本的なものから順につみあげて
  いく能率的な方法をとらなければならない。
(4) 何時間かの指導を通して、学習方法を充分に
  わからせることが必要であり、新しい場面に当たらせて、
  使ってみて会得させることが大切である。
  その方法を充分使いこなせるようにするためには、
  ゆっくりとした時間をかけることが要領である。
  これは拙速に多くの学習方法をずらりとやるよりは、
  能率がよい。
  つまり、時間をかけても学習方法として確実に身につき
  さえすれば、も早やくりかえす必要はなく、
  あとは、あらゆる場面に応用がきく。

・指導方法について
(1) 学習方法の手引をプリントして子どもたちにもたせる
   (教師が実態に応じて、補充・修正する)
(2) 子どもに学習方法をわからせた後でプリントをまとめ
   として使う。それから、新しい場面で何度も応用していく
   うちに、その方法を会得していく。
   最初にプリントを読ませると、授業が教科のもつゆたかさ
   からひからびた授業になる。
(3) 教科・教材の内容が、学習方法を必然的に要求するような
   場をつくって指導する。そのような場において、
   子どもたちに学習方法を生み出させるという形に
わからせ、訓練するのがよい。
   最初からでき上がった学習方法を教え込むというよりは、
  (そんな場合がたまにあってはよいが)
  学習中に課題意識をもたせ、その課題解決の場において
  方法を見い出させ、よい方法へ導き、解決に使用する
ことによって、その方法のよさを発見させることと、
  つまり、なるほどこういう方法でやればうまくいくという
  ことを悟らせることが指導のコツである。(考えさせる)
(4) 問題の解決のために見いだされれた方法は、しまいには
  最も能率的な方法にまでまとめて、記憶し易いように
  まとめておくことが必要である。(教える)その際に
  手引が用いられる。
  新しい場面で会得した学習方法を使用することが
  できようにするためには、
   -覚えさせることも必要である。
   -教師の指導のもとに練習として使ってみる。
     素材を替えて深まるように導いていく。
   -例えば、国語科の「伝説と昔話」では、
     最初に教材でみいだした学習方法を
     同一単元の第2教材や第3教材によって深めていく。
    (ねる)
   -絶えず新しい場面(教材)に応用して使わせて
みることと、そのために学習の終わりに
予習的課題を出して、学習方法をたしかめる。
   -個人で自力で学習した結果を、相互指導学習や
     教師指導学習によって深め、学習方法について確信を
     つけていく。
要するに学習方法にとらわれずに、学習内容を探究していく過程の中に学習方法をみいださせ、つかっているうちに会得させるということが学習方法訓練のコツである。  

 この章を読んで、約50年前に村上氏らが目指した自主的・協力的・解決的学習の指導と、今も自分がポイントとして意識していることと共通していること3つが以下の通りに見つかった。
・急がば回れ、あわてず身に付くまで繰り返し指導する。
 ・教科の学習のおもしろさを損なわないように指導する。
・ 「教える」と「考えさせる」との2つをうまく組み合わせ
指導する。

  この3つこそが、時代や立場を超えても授業づくりに欠かせない不易な部分なのかもしれない。

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December 18, 2011

学習方法訓練細案④

■ 2章 学習方法訓練の組織化と系統化

・学習方法訓練の組織化
A 基礎学習訓練
 例えば、姿勢や手の挙げ方、
きびきびとした行動、机上の整頓などの
主として学習態度の訓練のこと。
B 一般学習訓練
  発表や受容、質問、意見などの学習の
媒介となる話し合いの訓練のこと。
C 教科学習方法訓練
  例えば、理科の実験法や社会科の資料の
読み方など、教科の本質をつくような
教科独自の学習方法のこと。
D 教材的学習方法訓練
  例えば、国語科の紀行文と説明文の読み方の違いなど、
教材独自の学習方法のこと。
これらをこなした教師が指導が巧みな教師であると言える。

・学習方法訓練の系統化
学年の発展に応じた学習訓練の系統
自主・協力・解決学習(主体的学習)の
発達段階に応じた訓練の系統10段階である。
「暴力教室」「学習妨害」「無関心」段階は、
学習態度ををつくる「A 基礎学習訓練」を、
「導入」「学習意識」「用具準備」「形式的予習」段階は、
話し合い学習ができる「B 一般学習訓練」を行う。
それができるようになって教科や教材の本質をつく
学習方法をしていくというのがふつうである。
しかし、それはたいてい失敗するので、
まずは、「課題意識」をもたせることからはじめる。
そうすればその解決のために自然に基礎的態度が
できるようになり、人前で発表し、きき、意見を述べ、
話し合うようになる。(自発学習=課題解決学習)
主体的学習展開に応じた訓練系統
B 一般学習訓練」の系統は、
    課題意識を高めるために予習的課題を出し、
    学習方法をたしかめる訓練をする。
    個人学習として、「自分で学習する計画を
     立てる訓練する」「自分の学習の結果を
     残すために、ノートの使い方を訓練する」
    発表、診断、計画学習として発表の仕方
     の訓練をすると同時に、聞き方から訓練する。
        診断のための質問の仕方の訓練、
    応答のしかたの訓練をする。

  ここに書かれている学習方法訓練の種類や段階はとてもよく理解できた。学級の実態応じてA~Dのどの学習訓練がよいのかを見極めることがまずは重要である。しかし、系統化のところに書かれたように単純にAから始めるというのではなく、課題解決の学習を提示することで、AやBの学習方法が身についていくという考えもわかるような気がする。とはいえ、若い先生方には、まずはAとBの学習方法の訓練に重点を置いていただく方が、近道のように思えた。(このことは、第3章に書かれていた。)

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December 17, 2011

学習方法訓練細案③

■ 1章 現代教育の動向と学習方法訓練

・受身学習から自主学習へ
 教育を人間形成と考える教師はいずれも、
 教えるのみの教育をつき抜けて、子ども自身が
 自主的に自発的に学習することを念願し、
 絶えずその実現を努力している。
 教育の自主化・協力化・解決学習への流れ、
 さらに科学的研究は教育界の一つの大きな流れ、
 教育界の正統な流れとも考えられる。
 こどもをどう学習させるかという立場から
 4つの問題点が見出された。
 教師の指導方法に極めて抽象的な傾向がある
   例:「よい姿勢で聞く」の「よい」
 具体的な学習方法が示されていない
   例:「よい姿勢で歌う」場合の「よい姿勢」とは、
    -心は、気を落ち着けて楽しい気分で
    -体は、まっすぐにしえ肩の力を抜きで
    -両足は、体の重みは同じようにかける
    -両手は、自然に垂れる
    -頭は、まっすぐに起こして目の高さより少し高め
 学習方法が充分組織と系統性を持っていない
   例:低学年の時にはどれくらいまで、どんな方法で、
      さらに中学年、高学年になればどのくらいまで
      どんな方法でつかませるか
 学習方法の訓練を徹底してやっていくことは
   不充分な傾向がある
   例:教えるという型の学習では教えることが
     主になってしまって、訓練する機会が
      充分得られなかった
      従来の導入・展開・整理では、
      学習方法訓練が不充分にならざるを得ない
・学習方法訓練の能率化
 予習的課題による方法
   今までの学習方法訓練がどのくらい身についたか
   を確かめて、その不充分なものにはよくわかるように
   分析して示し、納得させて帰らせる。  
 4段階8分節にもとづく学習指導
  導入とは、子どもを教師の導入によって
          学習を受ける態勢に導き入れる。
  展開とは、教師の発問によって子どもは考え、
          発表し、教えられ、導かれていく。
   整理とは、本時に教えらえたことを子どもに
          問いつつ教師が整理してく

   (上記の従来の教授法を)自主学習の形態に
   直すならば、
   導入は、前時の学習の終わりに行う。
   予習的課題を提示し、個人学習させることにより
   学習方法が身につく。
   【第一次学習方法訓練】
   (本時では)学習結果を発表し、みんなで診断し、
   本時の学習計画を立てる(計画学習
   そして、相互指導学習を通して子どもたちが協力して
   解決していていく。
   【第二次学習方法訓練】
   さらに、子どもの力が及ばぬところは教え、身につく
   ように練っていく。(教師指導学習
   【第三次学習方法訓練】
   第一次から第三次までの三重構造の課題解決学習
   を通して、学習方法の十二分に訓練する。

  1章を読んで、教師の指導方法の問題点と「導入」「展開」「整理(終末)」という基本的な授業段階の意味を知ることができたことはとてもよかった。これらのことを意識するだけでもかなり授業の質が高まると思われる。

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December 16, 2011

学習方法訓練細案②

  村上芳夫氏著の『主体的学習実践のための学習方法訓練細案』を再び読み始めた。この本は、昭和37年に発刊された本で見るからに古い。2009年に向井先生から紹介していただいた本で、アマゾンでうまく手に入れることができた。「授業をつくるとはどういうことなのか」という基本的な問いに対する答えがたくさん書かれている本だととらえている。この本をしっかり読み、実践することで授業技術の向上につなげていきたい。

■まえがき
・当時「授業研究」や「ティーチング・マシン」という言葉が教育界に現れはじめてきた。
・「授業研究」とは、教育界が教育論の領域から一歩進んで学習指導そのものの現象を客観的・科学的に明らかにし、改善の手を加え、より一層学習の本質の本質をついた能率的な授業への展開を目ざすようになったことを示すものであり、教育界が主観的な論説の領域を脱して科学的な根拠にたって、一歩一歩実践をつみ重ねようとする傾向のあらわれである。(教育の科学化)
・「ティーチング・マシン」はこれからの動向が、教授学習から自主学習へという方向であることを示している。(教育の自主化)
・戦後教育において高唱された教育の科学化と自主化は充分成果をみないが、この2つの傾向は必ずや相伴って今後の教育界を支配する。
・(村上氏らが)うち立てた考えは、
新教育の理念である「自主学習」
「協力学習」「解決学習」は実践的に
成功したとは言えない。
原因は、入試本位の学習の流行、
新教育理念の不充分、実践的解決方法の不充分。
現代の教育は新教育の正道をいきながら入試にも
合格するという根本対策が見つからなかったから
逆行の状態を示した。
学習は子どもたちにとって全く受け身になった。
卒業しても学習を放棄し進んで学問や研究をやらない。
子どもたちは正しい、しかも充実した学習を
自分の手でやるようにならないものかと考えた。
(主体的学習の理論)そして、この研究は、
7年間の協力学校の実証によって有効性が現れ
他校で実践されるようになった。
この研究の展開は
    教授法の研究を学習法の研究にかえる
    宿題を予習的課題にかえ、学習方法を訓練した
    導入・展開・整理・宿題の4つの指導段階を
      予習的課題・個人学習・発表・診断・学習計画
・相互指導・教師指導学習の8分節学習に
かえることによって目的を達成した。
学習方法訓練について実践的研究をすすめて、
(教師用の)「学習方法訓練細案」と
子ども用の「学習の手引」をえた。

  この「まえがき」を読み、約50年前にも現代と同じような悩みを抱えそれに対する具体的な働きかけがなされていたことに正直驚いた。きっと現代の教育を考える大きなヒントがこの本に示されているに違いないと思い、益々内容に興味をもった。

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December 15, 2011

実態調査①

  Kousouzu学校研究においてぼくが担当する言語能力部会指導班の目的は、言語に関する基礎的・ 基本的な知識・技能の実態調査を行い、それを基にしてよりよい指導法を研究することである。夏季休業中から4、5ヵ月にわたって進めてきた作業によって、1月に行う実態調査実施の目途がついた。

 今回の実態調査は「能力」を問うものと「意識」を問うものの2つを、質問氏法にて行う。質問紙の項目をつくるための基準となる達成目標をまずは検討した。当初、「話す」「聞く」「書く」「読み」の4つの能力全ての達成目標を考えていたが、研究の対象を「読み」に絞り込んだことや検討・評価するための時間の制約を考えて、今年度は「読み」の能力について各学年の達成目標を設定することにした。
  作成に当たっては、指導班の先生が中心になり各学年に身につけるべき能力を洗い出してもらった。それを研修部で整理し「目指すこどもと達成目標」という一覧にした。その一覧では、「読み」を5つのカテゴリーに分類している。そのカテゴリー(各学年3つ)に対応した達成目標をつることにした。
  次に、達成目標に到達しているかどうかをはかるための設問を考えた。問題文は、教科書の教材文を使った。子どもの負担や効率的な集計・分析を行うために、各学年問題数を4問以下とし、選択式と記述式(穴埋め・文章)の問題を作成した。
  出来上がった問題は研究推進委員会でも妥当かどうか検討した。そして、14日の指導班会では、実態調査の実施方法と集計・分析のやり方を確認した。

  思ったよりも時間がかかったが、統一感のある適切な質問紙ができた思う。また、質問紙を各学年で作ってもらうことで、指導のゴールを意識した授業づくりがどの学年でも行われたのではないかと思う。
  2学期中に各学年で実施された授業研究の成果が、この実態調査の結果から読み取ることができればよい期待している。

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December 14, 2011

学級会②

  先日紹介したように、「給食の後片付けのルール」について話し合う学級会が盛り上がっている。

  ルールを決め、実際にやってみると必ず問題が出てくる。それらの改善を目指して再び学級会の中で新しい結論を得ようとしている。そんなことが既に3回繰り返された。もはやぼくの出る幕ではない。子どもたちにとって是非とも解決したい重要な問題なのだ。議論のポイントは、①みんなが早く食べ終わる②後片付けの仕事が平等に行われるという2つの条件を満たす方法を考えることである。2つの条件を満たすことは容易ではない。容易でないから、試行錯誤が繰り返され、その都度話し合う必然性が生まれ、それが学級会を開く意味になってる。
  Dscf75362このような盛り上がりを見せる学級会にするためにとっていた手立てが、もう1つある。それは、時間である。学級会開始から終了までを20分以内で終えるというきまりをつくっていた。話し合う時間を確保するために、今では言わなくても黒板には、「議題」はもちろん、その日に議論する「意見」(新しいやり方)、「結論」を書くスペースが示されている。人前で話すのが割に苦手な子どもたちでも、これだけ何度も見ていると自然に司会進行ができるになった。全部で10グループあるが、次回はもう6つ目のグループ。このままの勢いでいけば、2学期中に全員が司会グループを経験することができるのではないかと思う。

  前回も書いたけど、子どもたちの姿は本当に頼もしい。学級会だけではなく、帰りの会などでも友達に積極的に働きかけ学級をよくしていこうとする姿が見られるようになった。このような子どもたちと毎日授業ができるかと思うと、幸せである。一方で、子どもたちの成長に自分がついていけるかという心配も出てきた。子どもたちの力を借りて自分もさらに成長させてもらおうと思っている。

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December 13, 2011

目指す子どもの姿(3年の授業から)

  今年度の学校研究の研究主題「言語活動を通して、自分の考えを表現する子どもの育成」のために、低中高学年で「目指す子ども」を以下のように決めている。
 低:進んで自分の考えを表現する子ども
 中:手がかりを示して自分の考えを表現する子ども
 高:根拠や理由を具体的に示して
   自分の考えを表現する子ども

 2月の研究会で述べる研究成果をまとめるためには、今学期までに実施されてきた各学年の研究授業を、この「目指す子ども」を基準として、各実践者が評価する必要がある。

  13日、3年のA先生が「かたちを変える大豆」を教材とした研究授業を行われた。A先生は新採の先生なので、初任者研修の一環としても行われている。ぼくは、A先生の落ち着いた授業の進め方に感心した。それと同時に、中学年の「目指すこども」ついても深く考えることができた。
 Dscf7527一方、中学年の「目指す子ども」の「手がかりを示して」の「手がかり」とは何か、また「示して」とはどういうことかについてA先生の授業から考えてみた。この授業では、「(筆者の)説明のしかたを考える」が学習課題となっている。つまり「どのような説明のしかたをしているのか」を探る授業である。探るためにA先生は、「段落を入れ替えることができるか」と発問された。子どもたちは「入れ替えてもよい」「入れ替えてはいけない」という2つの立場で発言した。その発言には理由も示されている。具体的には、「いちばんわかりやすいのは」「次に」「また」「さらに」「これらのほかに」などの各段落の最初の言葉を挙げて自分の考えの根拠としていた。つまり、この授業場面では、この段落の最初の言葉が(自分の考えの)「手がかり」になっているのである。また、「さらに」を「手がかり」に自分の考えを述べている子どもの中には、「日記で書くとき『さらに』は最初に使わない」と発言する子どもがいた。この子の発言は、「さらに」という「手がかり」を示すだけにとどまらず、日記という自分の(既習)経験も「手がかり」としているのだとぼくは思った。この子のように「手がかり」を2つ重ねて考えを述べることができれば中学年として本当に素晴らしいと思った。
 中学年がここまでできるとすれば、「理由や根拠を具体的に示して」が「目指す子ども」である高学年では、本文の内容はもちろん、接続語や指示語を「手がかり」として示すだけではなく、「それらが筆者の説明の工夫である」ということを論理的に話す(説明する)ことが求められる。例えば、自分の考えを相手にわかりやすく言い換えたり具体例を示したり表現する。また、2つ以上「手がかり」を関連づけて、自分の考えにより説得力をもたせるような表現をする姿も高学年の「目指す子ども」に当たるのではないかと考えた。
  またこれらのことを他教科に置き換えてみると、例えば、「グラフや写真」や「実験結果のデータ」が社会科や理科の授業場面おける子どもたちの「手がかり」となり、説得力をある考えを述べるためにそれらの「手がかり」もとに論理的に説明する子どもの姿がイメージできる。

  A先生の授業は、今年度拝見させていただいた16番目の国語科の授業になる。よい多くの方の授業を拝見すると、やはりいろいろなことを考えさせていただける。学校研究の推進役として、上記のようなことを先生方にわかりやすく伝え、実践された授業を通して、今年度の研究がどこまで進み今後どの点を改善したり付け加えていったりすればよいのかを評価していただこうと思う。

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December 12, 2011

毎月授業(2011年 12月)既習事項を生かして

  12日、「天気を予想する」の7~9段落を扱った授業を行った。説明文を扱ったこの学習も後半に入り、それまでの授業で習得した知識が役立っていることがわかる。

 この3つの段落では資料が登場しない。従って、文章構成や文章表現のおける筆者の説明の工夫を理解することが授業の目標となる。
 これまでの学習の進め方と同様に、まずは音読させた後にこれらの段落の筆者の主張を探すように指示した。すると、7段落の「それでは、そうした突発的・局地的な天気の変化を予想する手立てはないのでしょうか。」であるという意見が大勢を占めた。これは、1~3、4~6段落での既習事項を踏まえた考えである。しかし、「なのでしょうか。」という疑問の形で終わっているので、ここは主張ではなく「問いかけ」をすることによる説明の工夫ではないかという疑問が残った。そこで、「筆者だったら、この後にとにどんな言葉を続けるのか想像してみよう。」と投げかけた。すると、「いいえ、(実は)あります。」という意見が出された。最初はこの意見に納得しない子どももいたが、筆者の主張が書かれている1・4段落でも、「問い+答え」という表現が用いられていて7段落と同じだと説明する子どもたちの意見を聞いて、多くの子どもたちが理解できたようだ。これも既習事項を生かしていると思った。
 その他にも、「それでは」という接続語や「そうした」という指示語、7段落の主張を8・9段落で具体的に説明しているいるとう段落と段落とのつながりなど、これまでに学習したことを生かして、筆者の説明の工夫を読み解くことができた。
  1年生の国語科「じどう車くらべ」の授業を4つの学級全てで拝見したときも、単元で身につけさせたい表現の工夫(「はたらき」を示す段落と「つくり」を示す段落を「そのために」という言葉でつないでいる)を同じパターンで学ばさせることによって、登場する自動車の種類が変っても、既習事項を生かして表現の工夫に素早く気づいていった。
  これらのことから、子どもたちに何かを身につけさせるためには、既習事項を生かした学びができるような学習の進め方で指導することが重要だとわかった。

  いよいよ10段落だけが残された。ここは1つの段落で筆者が結論を述べている。つまり、これまでと違う。しかし、筆者の主張をとらえたり主張を伝えるための筆者の工夫を理解するためには、やはり9段落までの既習事項を生かすことが求められる。次の授業では、そのことに気づかせるような学習の進め方を提示することがぼくの大きな役割になるだろう。

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December 11, 2011

入ったとあとに何をするのか(目的を明確にする)

  10日の日本経済新聞の『NIKKEIプラス1』に「おもちゃの企画開発」というタイトルで、バンダイのコレクターズ事業部の土田一郎さんの記事が載せられていた。この記事を読んで、(企業で)働くという意味を考えてみた。

  土田さんは、工学の大学院を出たが、「格闘したり走ったりするロボットのおもちゃを作りたい」とバンダイに入社したそうだ。しかし最初から自分がやりたい部署についたわけではない。6年目のようやく希望がかなって商品の企画開発の部門でおもちゃ作りの仕事につくことができた。だが、本来望んでいた子ども向けではなく、大人向けのおもちゃを担当することになった。それでも、粘り強く取材続け製作に当たった結果、限りなく本物に近い形で、「0系の新幹線」や「アポロ11号」の再現し販売にこぎつけた。「いつかは子どもの向けのおもちゃを作ってみたい」と思いつつも、玩具の種類ではなく「人に喜んでもらうこと」へとこだわが変わっていたことが述べられていた。

  土田さんの働き方やそれへの思いを知り、やはり企業に入ったあとに何をするのかという目的を明確にして自分の職業を決めていくことが大切だと思った。また、それ以上に、入社後に自分の思い通りの仕事ではなくてもじっとチャンスを待つこと、そして、チャンスが回ってきたら人以上の努力を重ねること、さらに、本当に大切なこと(働く意味)を見つけそれにシフトしていくことが大切だとわかった。
  自分も希望した職業につき今日まできた。しかし、土田さんに比べると、目的が明確ではない。それでも、ようやく「子どもがわかる・できる授業をつくる」というところまで絞れてきた。もちろん、まだまだ目的は達していない。ゆえに、さらに努力を重ねていきたい。
  そして、いつかは「目的を明確にして働くことの大切さ」を後輩に伝えることができる先輩になりたいと思う。

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December 10, 2011

「本当の国語力」が驚くほど伸びる本

  41ya9qmgh2l__bo2204203200_pisitbsti福嶋隆史氏著の『「本当の国語力が驚くほど伸びる本」』を読んだ。これは先日のJSKで中山先生が紹介してくださった本である。学校研究では、主題解明の手段として国語科の説明文を教材に授業研究をしている。普段の国語科の指導にはもちろん、学校研究にも大いに役立つと思った。

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December 09, 2011

南極のお話

  9日、早朝6時からのあるセミナーに参加し、南極のお話を伺った。講師は、北陸ミサワホームのS氏。およそ40分間のお話を伺い、すっかり南極の魅力にとりつかれ、「行ってみたいなあ」と思った。

 まずは南極大陸と昭和基地の位置をGoogle Earthを使った動画で説明された。その他にも、砕氷船で氷を砕くために前進と後退を繰り返す様子、ペンギンが氷の上を歩いたり滑ったりしている様子、ブリザードの中を建物間を移動する様子、オーロラや星空が動く様子など、まるで自分がそこにいるかのような気持ちのなった。
 お話の主な内容は次の通り。 
・氷の厚さは平均2000m、最大4000m。
 その氷から72万年前の環境がわかる。
・砕氷艦「しらせ」は、年一回1000tの
 荷物を運ぶ。オーストラリアまでは
 2週間、それから基地までは1ヵ月。
・気温は、氷点下-20度で、ロシアの
 ボストーク基地は-89.2度。
 -50度を超えると息をするのが怖い。
・南極の空気はとてもきれいなので、
 人間のはく息は白くならない。
・「幻日」や「彩雲」という現象が
 よく見られる。 
・南極観測の目的は、未来を
 予測するためである。
・夏隊と越冬隊には、気象観測や電離、
 宙空、気水、地圏、建築、LAN、医療
 調理などの専門家がいる。
・プロのコックがつくる料理は
 本当に美味しい。
 また、体温を高めようと、
 自然に食べる量が増える。 
・風が強い。いったん吹くと
 止まらない(風速60m)。
・南極の星空は本当に美しい。
 エベレストから見るよりもはるかに
 美しいそうだ。
そして、最後に、南極隊に参加した感想を3つ述べられた。
・一人一人が仕事に対してプライドを持っている。
・隊の目標のために他の分野の仕事にも積極的に協力し、
 絆が生まれた。
・この体験を仕事に役立てていきたいし、
 子どもたちにも伝えていきたい。

 ぼくはS氏のお話を伺い、巡ってきたチャンスを生かしその場で最大限の努力をすることによって、専門分野における力はもちろん、自然環境や仕事の進め方、人との関わり方などの多くを学ぶことができるのだと思った。ぼくも南極とは行かないけど、今年度が堀田先生や高橋先生、越村先生、浦上さんらのおかげでスリランカへ生かせていただき、多くを学ばせていただいた。ぼくもS氏のようにその経験をしっかりと仕事に生かし、また人に伝えないといけないと思った。

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December 08, 2011

第6回全体研修会(当日まで)

  12月9日に富山大の米田先生をお招きして、学校研究に関する第6回の全体研修会を行う。これは、2月14日の研究発表会のリハーサル的な位置づけの研修会である。午後から、中学年と高学年の研究授業を行い、その後、低・中・高学年3つの部会に別れて協議会を行う。そして、各部会からの報告を行った後に、米田先生に講評をいただくという流れである。

  それに向けて、夏休みから進めてきた指導案検討と模擬授業を取り入れた研修を進めてきた。前日の8日は、遅くまで中学年と高学年の検討会が行われ、翌日の授業(4年『アップとルーズ』、5年『天気を予想する』)についての展開の確認が行われた。

  12月に成績処理があり年間でも忙しい時期である。しかし、よりよい授業を目指して最後まで検討をされる先生方の姿を拝見し、本当に素晴らしいと思った。このような姿は一朝一夕にできるものではない。砺波東部小の研究の歩みと今年度の取り組みの成果と一つだと思う。既に授業を終えている低学年も含め、「言語活動を通して、自分の考えを表現する子どもの育成」という研究主題解明に近づき、2月の研究会に向けてのよいステップアップができることを願っている。

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December 07, 2011

学級会①

  今学期の後半から、学級会の指導に特に力を入れている。学級会は、特別活動において各学年で扱う「共通事項」の「(1)学級や学校の生活づくり」の「ア学級や学校における生活上の諸問題の解決」に位置づいた活動である。

  学級会は、司会グループ(司会、副司会、黒板書記、ノート書記)によって進行し、自分たちに直接関係する問題について話し合い、結論を見出す。そして、自分たちで決めたことを実行に移すという流れがある。その流れをうまくに身につけて学級の問題を解決していくことによって自主的実践的な態度を育てる。
  そこでまず重要になるのが、司会グループやフロア(その他の子どもたち)の役割を上手に果たせるようになるかである。どの子にも力をつけるさせるために、出席順番による4人グループをつくった。これだと席替えをしても影響がない。次の司会グループとその次に司会グループには、「進行カード」を渡し事前に4つの役割を決めさせておく。そして事前に、「どのような結論が想定されるのか」「どのような順番で意見を求めていくのか」「時間内に結論を導くためにはどのように話をまとめるのか」などについて助言をしておく。一方フロアの子どもたちには、実際の話し合いの場面で、考える視点を与えたり、意見の言い方や聞き方(例えば、質問ではなく反対意見として述べることや相手に根拠を尋ねること)を教えたりする。
  また、一方で、何を議題にするのかも重要である。「○○大会を実施する」について話し合うことが多い。しかし、これは「実施する、実施しない」という結論よりも、「どのようにやるのか」という話になり、細かいルールなどにまで話が行くとなかなか話がまとまらない。よほど周到な進め方の準備がいるのでレベル的に高いように思う。それに対して、学級だけにルールを決めるような話し合いはうまくいくように思う。賛成か反対かが明らかであるからである。実際に、「給食の後片付けのルール」について話し合った際、論点が明確なので意見も出やすく司会も進めやすかった。

  子どもたちの手で進める学級会の様子を見ていると、本当に頼もしい。あとしばらくすると、委員会やクラブ活動、校外班(通学班)、なかよし清掃などでの話し合いの進行が任される。学習発表会や収穫感謝集会と共に、この学級会で自分たちが進める話し合いの役割が上手に果たせるように鍛えていきたいと思う。

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December 06, 2011

作業的な学習の充実

  東書Eネットの記事の中にある社会科のおける作業的な学習の充実に関する連載記事と実践例を読んだ。今年度から実施された学習指導要領において、「作業的,体験的な学習や問題解決的な学習を一層充実させる」や「地図帳や地球儀の活用を一層重視する」が小学校の改善事項の具体的事項として示されている。

 安野功先生が書かれたこの記事には、次の2つ実践事例が載せられていた。
■3、4年生の実践「県の位置」
 ・県や市(町村)の形を切り抜き、
  「どんな形に見える?」と発問する。
 ・日本の形を切り抜く。
 ・自分が住む県や市(町村)を
  電話の向こうの相手に説明する。
■5年生の実践「我が国の位置」
 ・世界地図に日本の領土に赤色をつける。
 ・地球儀の中から日本を見つける。
 ・日本の真裏、真東などを見つける。
 ・日本の位置を外国人に説明する。
  この記事を読んで改めて作業的な学習の大切さがわかった。作業的な学習と言って真っ先に思いつくの、積層地図である。特に県の地形などを学ぶ際には、積層地図が有効だと思う。積層地図は平面に同じ土地の高さを何層か重ね、立体的に仕上げる。色によって土地の高さが変るということを見るだけではなく、触って指先の感覚でとらえることができる。そして何より、作る活動自体が楽しいし、家庭に飾っておくことで日常的に地図に親しむこともできる。  

  ぼくが小学生の頃は、県の積層地図を4年生で、日本の積層地図を5年生で、そして地球儀を6年生で作製していた。もしかして、そのような作業的な学習があったことで、社会科への興味関心が高まり、それを教えたいと思って教師の道を選んだのかもしれない。そう思うと、作業的な学習は、知識や技能の習得やその活用と共に、そもそも小学生に「社会科が好きだ」と思わせる大切な学習なのかもしれない。  

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December 05, 2011

毎月授業(2011年 12月)文章と資料の読み取り

  Dscf70325日、校内研修として「天気を予想する」の4~6段落を扱った授業(4時間目)を行った。本時のポイントは、1~3段落での既習事項を基に、4~6段落の文章と資料の両面から筆者の説明の工夫を見つけることができるかどうかである。

 そのために、導入では、
 ①筆者の主張点が書かれているところ
 ②数字や資料を示しているところ
 ③資料の示し方(「平均」を用いている)
 ④段落と段落とのかかわり
 ⑤文末表現(「(の)です。」と「ます。」の違い)
 ⑥資料の生かし方
   -読み取りを促す
   -言葉では表現しにくいことやできないことを
     表す
   -数量を具体的にとらえさせる
   -新たな発見がある
   -文章にはないことに気づく
など、1~3段落で見つけた既習事項の確認に力を入れた
  その後、一度音読をさせた。「読み終わったら作者の主張に線を引く」という指示を出していたので、子どもたちは読み終えると直ちに線を引いた。4段落の「私の考えです」という記述に着目し、「的中率を100%にするのはかなりむずかしい」というのが筆者の主張であることに確認した。
  その次に、「筆者の説明の工夫を見つけ、まずはノートに書こう」と指示し5分間与えた。ぼくは机間巡視しながら子どもたちが何を工夫ととらえたのかを確認し、必要に応じて板書した。そして、さらに1分間グループで紹介し合う時間を設けた。これらの場面が言語活動の充実を図る手立てだと考えていた。
  それらが終わった後、全体で話し合った。まずは、どこが工夫したところかを黒板に貼ってある本文に位置付けた。段落構成の工夫(④)に関するところには黒色、資料活用の工夫(②③⑥)に関するところは青色、言葉遣いの工夫(⑤)に関するところは赤色、その他は緑色で線を引いた。そして、見つけたところ一つ一つについて話し合った。
■段落と段落とのかかわり
 ・接続語「では」を用いて、
  3段落と4段落をつなげている
 ・主張が述べられている4段落と、
  「1つは」や接続語「また」などを用いて、
  理由を述べている5段落と6段落とをつなげている
  つながり
■数字と資料の提示
 ・本文中に数字を示すことで、
 資料のどこを見ればよいかがわかる
■同じ言葉や似た言葉を多く使う
 ・「むずかしい」を4回、「かんたんではない」を1回
  を使い、主張を説明している
 ・「変化」や「予想」という言葉が多く使われている
■資料の示し方
 ・「平均」を使うことで、発生回数が増加
  していることがわかる
などの4つを工夫として確認した。
  その上で、次の2つの発問をして子どもたちの考えを揺さぶってみた
 (1)「発生回数が多いことを示すのであれば、
   平均だけ示し、増えたり減ったりしている
   毎年の発生回数の棒グラフ示す必要が
   ないのでないか?」
 (2)「5段落では、資料を示して説明しているのに、
    6段落では資料がないのはなぜか?」
Dscf70252子どもたちはこれら2つの発問にすぐには答えられなかった。そこでいつものようにペアやグループで話し合う時間を設けた。すると、(1)に対して「発生回数が変化が多いことで、予想がしにくいということを筆者は伝えようとしている」、(2)に対して「雲の動きのことは理科で習ったことなので、筆者は資料を示さなくてもよいと考えた」などの考えを述べる子どもがいた。そこで、それらの意見につなげて、ぼくは(1)(2)について、「回数が最も多い年は354回で毎日のように発生している」と話したり、理科の教科書や地図帳を拡大提示しながら学習や旅行などの生活にいて既に「経験」があることを話したりして解説した。
  そして最後に、『今日の学び』を書かせた。子どもたちは、本時の授業を通して見つけた「筆者の説明の工夫」として、板書に黄色文字で位置付けた言葉を使って書いている子どもがほとんどであり、概ね目標を達成したと言える。また全体の4割の子どもは、見つけた「筆者の説明の工夫」について自分の考えを加えて説明している。さらに、そのうちの4割の子どもは、
 ・資料を使わないのは、
  読み手のことを考えているからである。
 ・ここまで作者が考えていることはすごい。
 ・必要性を考えて資料を示している。
 ・まだ読めば「筆者の説明の工夫」が出てくる。
 ・前回の学習では「文章と資料は関係が深い
  と思っていたけど、今回の学習でもっと深い
  と感じた。例えばグラフでは「239回」と示して
  あるが、本文には「230回以上」と書いている。
  「以上」を使って表す方が、「より増えた」
  という感じが伝わるからである。
 ・一つ一つの文に疑問をもちながら考えると、
  その文がわかりやすくなり、
  一文一文の意味や筆者のその文にかけた
  思いなどが想像できる。

などの考えを示した。これらの考えから、筆者の工夫の意図に気づいたり、読み取ることへの興味を高めたり、既習事項をより深くとらえたり、筆者の意図をとらえるためには一つ一つの文章を丁寧に読み取ることの大切さに気づいたりしている子どもがいたことがわかった。

  この授業を振り返り次のような指導のポイントと成果、本時の課題が見えた。
○単元の最初では、学び方をスモールステップで指導する
 単元の中盤や後半では既習事項を生かして、
  レベルアップする。
  学んだことがすぐに使えるように端的に掲示で表す。
○1時間の授業の中でも、導入では本時の目標達成の
  ために、または子どもの思考活動を支えるために、
  足場となる既習事項の確認を行う。
○子どもが自ら課題解決を図るための言語活動の場
  として、書く活動や話し合う活動の時間を設ける。
○子どもの理解を促す(子どもが納得できる)ための、
  教師による資料提示や解説を用意しておく。
○授業の後半では、教えられたことを基に子どもが考える
  場をつくるための発問をする。
○本時での学びがわかるように、
(構造的な)板書をつくる。
◎辞書を使って調べるという
学習習慣が身に付いてきている。
●3段落を1時間で扱うことで内容が増え、大切な言葉が
  ぬけたり、個別指導が不十分だったりした。

 これらの指導のポイントと成果、本時の課題をもとに、言語活動の充実を目指した国語科での取り組みをさらに進めていきたい。

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December 04, 2011

2011年第7回JSK

 4日、高岡市生涯学習センターで第7回のJSK(授業力指導力向上研究会)を行った。お忙しいところ、中山先生と神田先生、そして亀村先生、それに高橋先生に参加していただいた。今回もとても有意義な時間を過ごした。「勉強が大切である」というのが皆さんとの共通認識だと思う。

  今回のテーマは、「2学期の授業・指導について振り返ろう」である。うまくいかなかったことを反省することも大切だけど、互いによいと思っている実践を紹介し合うことで、評価の視点を広げたり3学期の実践に向けた改善点に気づいたりできると考えた。
  皆さんからは、
 ・調べ方や課題の与え方、ワークシートなどを
  工夫した社会科の実践
 ・より客観的な評価を目指した絵画指導
 ・複数の種目を関連させたボールゲームの指導
などの授業や指導の実践を紹介していただいた。
 ぼくは、理科と国語科の授業から考えられた授業展開のポイントや総合、社会科研究などについて紹介させていただいた。
 
  「皆さんの発表を聞いて、2学期のことを振り返ることができました」と言ってくださる方がいらっしゃり、今回の研究会の目的を達成することができたと思った。また、「お薦めの一冊」では、中山先生から国語科指導に役立つ本を紹介していただいた。
  次回も皆さんにとって有意義な時間となるようなテーマと内容を考えていきたい。

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December 03, 2011

日本経済の真実

  Nihonnkeizainosinnjitu辛坊治郎氏・辛坊正記氏著の『日本経済の真実』を読んだ。

  辛坊氏が最も主張しているのは、GDPを増やしていくことである。そのために、日本国内において、「労働力の増加」「設備投資の増加」「技術の向上」の3つが欠かせない。そして、それらを成し遂げるために、政府が、国民から集めた税金や国民の貯蓄を使って成長が期待できる産業を支援しなければならないと述べている。もし、今のようなばらまき政策が続けは、財政赤字がさらに膨らみ、金利が暴騰し、ハイパーインフレを起こし、国家財政が破たんする可能性もあることも示唆している。また、「円高」そのものよりも日本企業への期待感のなさを現れている株価の低迷に問題があるとしている。
  ぼくが、特に興味をもったのは、第2章の「歴史から学ぶ -なぜ日本はこんな国になったのか-」と第3章の「日本沈没を食い止めた小泉・竹中改革」である。戦後、物もお金もなかった日本が朝鮮戦争による特需により10年程度で急激に復興を成し遂げ国際社会に復帰した。しかし、その後、高度経済成長を続けようとして国債発行に頼った政策が続けられ今日に至っている。その流れを変えようと小泉政権がとった政策によって、経済成長や財政、雇用、格差などが改善されたを数字が示していると述べている。

  先日のY先生の授業中に子どもから「円高」という言葉が出てきた。メディアで繰り返し発信されていると、指導する内容ではない言葉が出てくるのも当然である。そのようなことを考えると、特に社会科教育に携わっている教師としては、経済など世の中で起こっていることについても理解を深めておくことが必要となる。そういう点でも、前回の本と併せ、よい勉強ができたと思う。

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December 02, 2011

毎月授業(2011年 12月)資料の読み取り

  Dscf700722日、『天気を予想する』の2、3段落を扱った授業(第3時間目)を行った。前時での文章の読み取りを受けて、資料の読み取りに重点を置いた授業を行った。子どもたちは既習事項や集中力を発揮し、資料の効果を生かすという作者の工夫に気づくことができた。

  この授業の後半で教科書に載せられたいた6枚の資料(写真4枚、図2枚)を提示し、「資料があるのと無いのでは違いがあるのか」と発問した。子どもたちは、その発問に戸惑い沈黙した。そんな場合は、普段からペアやグループで自由に意見交換をさせている。そして、ぼくは机間巡視しながら子どもの発言を拾い、それを板書していく。再び全体の話し合いを戻すと、「文章では表しにくいもの、表せないもの、説明しきれないものがある。」という意見が出された。これらは正に資料活用の効果を理解している発言だと思った。また、Aさんの「あまり大きくないレーダーなのに半径300キロメートルもの雨雲を調べることができるなんて、科学技術の進歩だと思う。」という発言から、資料を細かく読み取った以下のような意見を出された。
・人工衛星の写真に小さく地球が写っているので
 地球から遠く離れていることがわかる。
・アメダスが海の近くにあるので、風の強さなどが
 測りやすい。
・予想図の日付を見ると、前日に予報が出ている
 ので、これも科学技術の進歩を示している。
・人工衛星が撮影した雲の写真には日本だけではなく
 中国などアジアの国々も写っている。
 これは国際的な協力の実現の一つである。
  Aさんの意見は、「半径300キロメートル」という言葉が話題になった時に、日本地図を拡大提示し、実際にコンパスを使って円を描いてみたこととつながっている。たった1つ気象レーダーがカバーする範囲の大きさを具体的に知ることによって、気象レーダー13基で観測を行っていることのすごさが実感できたようだ。子どもたちの見つけさせるための教師のちょっとした働きかけが重要であることがよくわかった。

  1~3段落を使って、筆者の主張とそれを伝えるための筆者の説明の工夫について、文章(言葉と構成)と資料の2つの視点から読み取る練習ができた。4~6段落では、これらを使って子どもたちが読み取れるように指導を工夫していきたい。

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December 01, 2011

毎月授業(2011年 12月)文章の読み取り

  1日、『天気を予想する』の2、3段落を扱った授業(第2時間目)を行った。1段落では、文章と資料の読み取りの両方を行ったが、2、3段落では、まず文章の読み取りを最初に行った。それには、
・2ページ以上ある文章から、文章構成や
 言葉の使い方の工夫 についても考えるには
 時間がかかるから
・1段落では、文章構成や言葉の使い方の工夫
 について、教えて考えさせる機会を
 設けていなかったから
・資料提示の工夫について考えさせる
 第3時間目の授業において、
 資料の有無による効果の違いを感じ
 させやすいから
などの3つの理由があった。

 この1時間で文章の読み取りだけを行ったことで、子どもたちは、1段落で筆者述べた「天気予報の的中率が高くなった理由」2つをとらえることができた。また、文末は、「(の)です」と「ます」の2種類があることに気づき、筆者がそれを意図的に使い分けていることも説明の工夫であるという意見も出された。

  このように一つ一つの言葉に着目することによって、内容や筆者の表現の工夫を理解することができることがわかったと思う。その点で、あえて文章だけを扱ったことがよかったのではないと思った。

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