自動車会社をたずねて①(調べ活動に向けて)
大単元「工業生産を支える人々」の学習は入っている。最初に、自動車工業を通して工業生産について学ぶ小単元「自動車会社をたずねて」がある。子どもたちにとっては、自動車は、これまで学習した農業(米作り)や水産業に比べてより身近に感じている。しかし、農業や水産業以上に、生産の様子を直接見ること難しい。そこで、今回の学習ではインターネットを活用しようと思っている。
自動車工場に関するWebサイトはいくつかあるが、それを紹介して「自動車工業について調べましょう」と言っても、うまく調べることができなないだろう。「何を知りたいのか」がはっきりしないと時間をかけてもなかなか結果を得られることができない。これは、図書室の本で調べる場合も、実際に見学に行く場合も同じで、子どもたちは既に経験している。
そこで、子どもたちが、「何を調べたいのか」をはっきりさせるために次のような手順で指導した。
(1)自分の知っていること思い起こす
「自動車」というキーワードから連想する言葉を
使ってイメージマップを作る。
(2)調べる内容を大まかにつかむ
イメージマップに出てきた言葉を板書で整理する
ことによって、「部品」「原材料」「人々の願い」
などの調べる内容にまとめる。
(3)調べる項目を決める
(2)をヒントにして、自分が調べる内容を決める。
その際に、工場見学で、
「何を見たいか」
「何を聞きたいか」
「何を考えたいか」
という3つの視点で考えるようにする。
予想通り、子どもたちは自動車についてたくさんの知識をもっていたことが(1)からわかった。それを生かし、「イメージマップに書いた言葉を発表しよう」と指示すると、全ての子どもが自信をもって発言した。(2)の場面では、いくつかの言葉を囲み、「この中にある言葉をまとめるとなんという言葉になるのか?」と発問した。すると、「部品」や「原料・材料・素材」などいう言葉はすぐに出てきた。しかし、「エコカー」「交通事故」「速さ」「高い」などの言葉をつなげる言葉を見つけることは難しかった。そこで、「自動車への・・・」というヒントを出すと、ようやくわかった。その後(3)を行った。子どもたちは、3つの視点について思い思いの考えをノートに書いた。
「知っている」ことから「知りたい」ことを考えたので、子どもの学習意欲も高まっている。ここが調べ活動の指導のポイントであり、今回の「分類する」や「関連づける」という思考活動を行ったことが効果的だったと思われる。
(3)についてさらに吟味した後に、『TOYOTA クルマこどもサイト』や『日産探検隊』などのWebサイトで実際に調べさせたい。


Comments
本日、10月21日(金)
天気を予想するの授業をさせていただきました。
先生の考えを参考にさせていただき、何とか終えることができました。
本単元が、次の単元「グラフや表を引用して書こう」へつながっていることを意識して、児童が資料を引用して説明文を書きたいという意欲を高めることができたかな・・・と思っています。
ありがとうございました。
計画訪問やへき地研究大会の関係で
11月中旬の内容ですが、前倒して授業をしました。
先生のHPいつも楽しみにさせていただいています。ありがとうございました。
Posted by: 坂本哲也 | October 21, 2011 at 05:55 PM
坂本哲也先生へ。
いつも拙いBlogをお読みいただき、
また今回はコメントをお送りしただき感謝いたします。
本年度から「言語活動の充実」を目指して学校研究を行っています。そして、今年は、説明文を教材に、子どもが考えを表現する力を伸ばそうと試みています。
「天気を予想する」は、11月に学年で取り組む授業研究の教材文で、夏休みに教材研究を行いました。
考えを人に伝える方法として、最近はぼくは図式化するようにしています。
それを坂本先生が参考にしてくださったと伺い、大変うれしく思います。
国語専攻の教員ではないので、ご批判も併せて授業の結果などをお教えいただければ、本校の研究にも生かしていきたと思います。
先生の更なるご活躍をお祈りします。
Posted by: みやくん | October 24, 2011 at 11:25 AM