和歌山大学附属小学校研究会
1日,和歌山大学教育学部附属小学校の「ICT活用授業研究会」に参加した.この研究会の最大の特徴は,我が指導教官の高橋先生や,堀田先生,木原先生,そして野中先生といったすごい先生方が講師としてこの研究会に参画させていることである.加えて,ゲストとして,イギリスのアブリル先生も参加された.
今回の研究から感じたことや学んだことは,次の4つである.
1)全員が授業する
・1コマ目,提案授業を含む公開授業16授業(教科の情報化)
・2コマ目,研究授業6授業(教科の情報化,情報モラル,情報活用能力)
全員公開だったので,学校をあげてICT活用に取り組んでいるというメッセージが本当によく伝わってきた.また,特に目を引いたのは,情報モラルの2つの授業である.その授業では,効果的な市販教材やWeb上にある教材を活用することで,子どもたちが問題をリアルに感じながら「どうすればよいか」具体的にその対策を考える姿が見られた.このような授業を公開することで,参観者に「難しいと思われがちな情報モラルの授業も教材を使えば意外にやれそうだ」という印象を与えることができたと思う.
2)情報活用能力は,活動に制限を与えて指導する
情報活用能力について高橋先生が分科会で次のようなことを述べられた.
「“調べて,まとめて,伝える”という行為を,子どもに体験させるだけでは情報活用能力はつきにくい.そこで,教師が意図的に制限を与え,
「“意図を伝える”や“意図を読み取る”ことができるような観点をもたせるかが大切である.」
3) 和歌山大附属小の研究の成果と課題に学ぶところは大きい
堀田先生は,和歌山大附属小の研究の成果と課題について次のように述べられた.
教科のICT活用力を入れているのは,附属校としてミッションに応えている.今後は,教科の情報化(ICT活用)と情報活用能力(モラル)をさらにスパイラルで高め合う(習得した力が行き来する)ことが大切である.」
「文科省は,ICT活用で指導できることや教育条件の整備を行うことに示している.それにいち早く挑戦し,慣れる段階を克服しようと和歌山大附属小は取り組んでいるところに価値がある.」
ぼくは,一般校より附属学校が及ぼす影響はとても大きいと思った.附属小学校がICT活用を「全員が日常的に使う」とアピールすることで,近いうちに,和歌山市内,県内の学校にもうまく普及していくのではないかと思った.
4)質・量とも盛りだくさん,斬新な研究会
公開授業が全部で22授業も驚いたが,たった4時間で分科会や全体会を全て終わせたコーディネート力はさすがだった.また,若手で,ICT初心者の教員と授業を提案授業として,全体会の中で,堀田先生,木原先生から直接指導を受ける機会を設けていた.さらに,高橋先生らが分科会報告を短い時間で行ない,堀田先生や木原先生も,それぞれの研究の視点から授業や研究について助言された.
加えてアブリル・ラブレス教授にも英語で授業のよさをお話された.これまでの研究会にない量的・質的なすごさのある研究会だと感じた.


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