教育ソリューションフェア2007大阪
1日の和歌山大附属小の研究会に続き,2日は大阪府商工会館で行われた『教育ソリューションフェア2007』に
参加した.
昨年の7月の東京会場以上にたくさん人が集まっているように感じた.ぼくは,渡辺先生,本多先生,此川先生とともに,高橋先生がコーディネートされた「分科会2 ICT活用セミナー」に参加した.
この分科会では,
1)ICT教育を日常化するヒント【高橋先生 富山大学准教授】
2)誰にでもできる情報モラル指導【梶本先生 三木市教育センター所長】
3)ICT機器を活用した「わかる授業」【増井先生 坂出市立府中小】
4)電子黒板で変わる学校・授業【藤井先生 東京都実践学園中学校・高等学校】
の発表が行われた.高橋先生の講演は,とても分かりやすく密度の濃いものだった.また,その他の先生方も,情報モラルやICT活用の関する具体的な指導法や環境整備について分かりやすく説明されてとても勉強になった.
■ 高橋先生
・将来の日本を背負う子どもたちにはICTを活用した教育が必要
・そのためには,日本の教育の事情に合わせ普及することがポイントになる
・ICTは,学力向上のための道具で,教師が学習を理解させるために活用する
・研究成果から「教師の指示を通す」というICT活用が「学力向上」につながる
・日常的な活用として,主に教科書や写真などを実物投影機で映すことが多い
・インターネットゲーム,プロフ,裏サイトに子どもがかかわっている
・親がそれらに対して知識があまり無く,教師もメディアに関する理解があまりないことが問題である
・現実的な解として,「良い教材を使う」「学期に1回程度」などがある
■ 梶本先生
・(広教の『Netモラル』の「裏サイト」の教材を使って模擬授業をされ)よい教材を使うこと
で,誰でも情報モラルの指導ができる
・文部科学省は情報モラル指導として「心を磨く」「知恵を磨く」を示している
・まずは学級で教材を見せることから始める.
・次に教材を並べて簡単なカリキュラムを作る
・5年,10年先を見据えて,しつけとして情報社会の「光と影」の両方を教えていく
・具体的な方法として,正しい使い方を練習したりPTAにも働きかけたり,家庭でルールを作ったりする
■ 増井先生
(実物投影機で教科書やドリルを拡大投影するなどの日常的な実践がたくさん
紹介された)
・資料を大きくして提示する場合,何枚も印刷して貼り合わせることが大変である
・実物投影機は手軽に拡大提示できる
・拡大することで子どもが集中し,よく分かるようになったり考えたりする
・「拡大」「切り取り」「反転」などの実物投影機の機能を使えば,より分かりやすく提示できる
■ 藤井先生
(電子情報ボートの活用についての実践例がいくつも紹介された)
・「植物や雲の様子を映像で見せる」「学習内容のスライドを見せる」「ワークシートを映す」などで,無理のない範囲の活用から始めている
・生徒の発言も増え,先生方の活用も進んできている
・主に付属の書き込み用ソフトを使ったり,パワーポイントやワードで作成した教材を提示したりしている
・自作した教材はサーバーに保存し,同じ教科の先生方で共有する
・約2年間で電子情報ボードとプロジェクタを全教室に導入した
・研修会では,ソフトやハードの操作研修と活用研修を行っている
・教員のスキルアップや授業改善がさらなる課題になっている


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