たった一つの地球(徳島・落合小の実践に学ぶ)
先月放送されたNHK学校放送番組『たったひとつの地球~自然はだいじょうぶ~』を視聴した。今回は、徳島県東祖谷山村(ひがしいややまそん)の落合小の取り組みが紹介されていた。その内容は、森林を守ることの大切さと難しさを体験を通じて理解し、自分たちの村の山々の将来について改めて考えるというものだ。
この番組に出演している落合小の担任石井芳生先生は、有名な実践家のお一人である。その先生とは、昨年の内地留学以来交流させていただいていて、石井先生からは、blogの書き込みやメールなどで温かい励ましをときどきいただいている。自分も過去は大掛かりなプロジェクト学習をしたことはあるが、石井先生のスケールや緻密さには足元も及ばない。そんな素晴らしい石井先生の実践を見ることができたのでよかった。
番組が主張は、
・日本は、国土の2/3を森林が占めるが、自然は豊かで環境がいいということはない。木には手入れが必要であり、林業が退する中で、豊かな森林を守ることは並大抵なことではない
・過疎、少子化と産業構造の変化による後継者不足、輸入材などが林業の関する問題であり、今後さらに、破壊が進んでしまう恐れがある。
・森林のそばに住む子どもたちでさえも、このような森林の問題についてしっかり学ぶべき機会が少ない
などだとぼくは解釈した。
そして、それらの主張を番組で伝えるために、
・森に入り、のこぎりを使って木を切り、間伐を体験活動をするシーン
・自分たちが間伐で切り倒した木の値段を知るために、製材所を訪れてインタビューするシーン
をクローズアップしていたように思う。
子どもらは、「あんなに苦労して倒した木が、たった1200円でしか売れない」という事実に遭遇することで、森を守ることの大変さを味わったようだ。
また、落合小の実践を取り上げたこの番組を見て、ぼくが驚いたことは、
・落合小がすごい山の中の学校であったこと
・教室には大型のプラズマテレビ他、IT器機が整備されていること
・どの子どもも、物怖じせず、堂々と大きな声で発言していること
などで、「さすが」と感心することが多かった。
この番組を見たあと、以前購入した『ウォーターキッズ 水の大冒険』を改めて開いてみた。この本は、三宅先生@岡山平福小(現津島小)と伊藤先生@東京南砂小と共同で、加茂小時代の石井先生が行われた実践がまとめらている。その実践とは、米作りを中心に、くらし、“いやし”、歴史、食べ物などに取り組んだ水にかかわる大型プロジェクト学習のことである。その中で、吉野川の水源を調べたり、番組と同様に間伐(229p)した体験も書かれていた。
石井先生のような実践はぼくに無理だけど、今回の番組を見て、素晴らしい実践家とかかわりをもたせていただいていることに感謝し、自分もこんな実践をやってみたいなあという思いをもった。
※ 番組は、インターネット上で視聴できますので、是非視聴してみてください!


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