July 09, 2009

社会科授業づくり 10/15

9日、「国民生活を支える水産業」の第3次に入った。この第3次では、第2次で行った説明型授業をもう一度繰り返し、子どもたちが問題に気づき、予想を立てて調べ、話し合いを通じて、社会的事象について原因結果の関係をとらえることをねらいとしている。

  まずは、ノートを参考にして、こらまで学習してきた日本の水産業について考えを述べさせた。約3週間前の学習だったが、「全国一斉休漁」という言葉に反応し、日本の漁師の減少という問題に対して、漁師の立場で考えたり自分たちの生活とのかかわりで発言したりした。その様子から、第1次、第2次の学習が単なる知識習得ではなく、子どもたちの心にも響くものであったことがわかった。

  Cimg6213次に、『のびゆく富山県』に載せられている富山県の漁師の数の変化を示すグラフを提示した。ぼくが、
「日本全体のものと比べて違いがわかった人いる?」
と尋ねると、わずか2人だった。やはり、細かな点まで瞬時に読み取る力はまだ育っていない。Noteそこで、「結果」「わかったこと」「考え」の順でグラフを読み取ることから始めた。「結果」からわかったこととして、
・富山県の漁師の数は、年々減っている
・若い人は減っているが、最近増えた
・人数の減り方は緩くなった
などが述べられた。
  それらのことから、考えを聞くと、
・増えてよかった(増えてほしい)
・でも、将来は減るだろう
・そうではなく増えるかもしれない
・生きがいを感じたり願いをもって漁師になる人がいる
・他の仕事に比べて収入が安定している
・いろいろと宣伝されているから増えたのではないか

などの考えが返ってきた。そして、「きっと、漁獲量、コスト、収入、制限がその理由だ」や「滑川や氷見でイカやタコが獲れるから」など具体的な予想をノートに書いていた子どもを意図的指名し、他の子どもたちにも、若い人が増え理由を予想させた。

  「今日の学び」には、
・日本漁業は、漁獲量やコスト、収入、制限によって漁師が減ってが、富山では漁獲量が多く、コストが安く、収入が高く、制限が少ないから増えた。
・なぜ、若い漁師が増えているのかについて、漁獲量やコストだと思うので調べてみたい。
・漁師を本当にずっと続けられるか疑問である。
・予想が本当なのか、調べて本当のことが知りたい。
などと書かれていた。
  これらの反応から、「若い漁師が増えた」という事象が子どもたちの考えを揺さぶるのに効果的だったことがわかった。また、一人一人が既有知識を生かして問題解決を図ろうとしていることも推察された。
  子どもたちが調べたことが増えた理由を明らかにしていく次の段階をどう仕組んでいくのか、子どもたちの意識に合わせて考えてみたい。

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July 08, 2009

自主性を示す

  先週、何人かの子どもたちから席替えをしたいという申し出があった。ぼくは、「○○をしたい」というやりたがりは高学年の子どもたちにも大切なことだと考えている。しかし、誰の隣でどこに座るかは学級経営上とても重要なファクターとなるため、多少の不安もあった。
  そこで、子どもたちと相談した。そして、
・「誰でも仲良くする」ということが“友情№1”という学級目標につながるので、くじでペアを決める
・身長や視力などのことも考えて座席を決める必要があるので、先生がそれを担当する
という2つをみんなで合意し、席替えを行った。
  数日間の様子を見ているが、特にもめる様子もなく、むしろ、積極的にペアやグループでかかわりをもとうとする姿が目立つ。2つ合意がうまく生かされているのだろう。

  Cimg61878日は、以前から計画されていたどドッチボール大会が行われた。係りが独自で決めた4チームの対抗戦である。活動の目標は、「仲良しを増やす」であり、これも学級目標に合致している。
  ぼくは係の子どもたちをよんで、全てを終了して教室に戻ってくる時間を指定した。また、行う前に、「何のための活動なのか」を常に考えるように係以外の子どもたちに伝えた。
  開始からしばらくだけ見ていた。どの子も楽しそうだった。また、苦手な子をかばっている子やボールを譲っている子など、やさしさを表現している子も多かった。
  ぼくが指定した時刻に、活動を終え全員が満足気な顔で教室へ戻ってきた。

  また、同日、整頓係から、ロッカーを整頓している人に賞状が渡された。ぼくは、「何でも賞状を渡す」という発想にはあまり賛成できない。ましては高学年ならなおさらである。しかし、今回の賞状渡しはそうは思わなかった。整頓係は、「整頓をする」仕事だけではなく、「みんなが整頓を心がけるようになるための働きかけする」仕事もしたからである。これは、とても画期的だと感じた。

  4月以来、細かい点まで約束ごとを決め、ある意味厳しく指導してきた。今回の3つは、そのことも生かしながら、自分たちがやりたいことを一つ一つ成し遂げている事例だと思う。子どもたちをこのように指導をしてくださった先生方に感謝するとともに、さらに上を目指して指導していきたいと思う。

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July 07, 2009

ビオトープ田の作業(16/75)

7日、以前から問題になっていたビオトープ田の畦にある雑草の刈り取りを行った。

  手で抜くか、鎌で刈るかということを調べた結果、
・根まで抜くと畦の土が崩れる
・生えてきたらまた刈ればよい
という理由から、全員鎌で草を刈ることになった。

  Cimg6105家にある人は鎌を持ってくるようにと伝えると1/3の子どもたちは持ってきた。最近では、学校で鎌を使った除草作業しないし、そもそも家に置いてないのだろう。学校にも全員の分の鎌がなかったので、鎌を使って草を刈る人と、刈られた草を集める人に分けて作業を進めた。
  最初に、草をひっぱり上げるようにして持ち、地面のすぐ上で鎌をゆっくり動かし刈っていく様子を見せてぼくが説明した。慣れない子どもたちは、恐る恐る草を刈りだした。草の中から小さな虫たちが出てきたり、変な臭いがしたりして気味わるそうにいていた。そのため、なかなか作業が進まなかった。草を運ぶの子の中にはとてもテキパキと仕事をする子どもがいた。積極的に物事に取り組む姿は実にすがすがしい気持ちにさせてくれる。
  Kusa10分ぐらいたつとようやくペースが上がった。どんどん草が刈られると、それまでのビオトープ田のイメージが変わってきた。ぼくは、田に入り、残っている草を刈り取った。刈られた草は大きな山のように積まれていた。草を捨てる場所まで一輪車で運んだ。運んだ回数は何と6回。子どもたちもこの草の多さに驚いていた。
  Cimg6152作業は予定より10分ほどかかったが、1校時では終われた。既に水着を着させておいたので、すぐにプールでシャワーを浴びた。除草作業で汗だくになった体に冷たい水があたり子どもたちはとても気持ちよさそうだった。

  今回の活動から、農家の人々の苦労が体感できたのではないかと思う。また、仲間と協力することの素晴らしさも感じることができたのではないかと思う。

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July 06, 2009

富山教師(2009年7月号)

  Cimg6103TOSS富山が発行されている『富山教師』の2009年7月号を読ませていただいた。今回の特集は「特別支援を要する子どもたちの手立て」である。

  その中で特に参考になったのは、以下の3つ記事である。
・より素早いフィードバックと賞罰を子どもに示す 
  バークレー氏の『ADHDのすべて』の中の「10の方針」の中で、行動に対して素早くフィードバックさせることが第一項目として挙げら得ている。フィードバックの方法は、『読んで学べるADHDのペアレントトレーング』に書かれている「注目することでよい行動を増やす」「無視してよくない行動を減らす」(積極的な無視)の基本原理が重要である。
・まずは学級集団をつくる 
  「減らしたい行動は無視する」の原則にしたがい、教室を出ていくような場合、最初は他の先生に見てもらう。その間に、楽しい授業をで他の子どもを惹き付け学級集団をつくる。楽しいと感じると、いつの間にか一緒にやり始める。
・見通しをもつと安心する 
  「次、何する?」という子どもには、連絡帳や時間割を見るように指示し、1日の見通しを視覚化して伝える。また、「○○をやったら終わり」などと学習終了の見通しをもたせる。黒板に1時間の学習活動を書いておくことも有効。

  これらは、何も、特別支援をようする子どもに対する指導に限られているものではない。学級の中で、手のかかる子どものに対して有効な指導になると思う。実際に、ぼくは経験的にそのような指導が効果があると気づき、学級経営の手法の一つとしてここ数年は必ず実施している。
  今回の記事はとても参考になると思ったので、学年の先生方3人にも紹介させていただいた。
  手のかかる子どもであるかどうか関係なく、学級全体と個人に対して、できるだけ具体的な指導をすることは、今後も心がけていきたい。

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July 05, 2009

4時間半熟睡法

  51k0zjhz9nl__ss500_遠藤拓郎氏著の『4時間半熟睡法』を読んだ。30代になって朝型になり、最近では、寝る時刻も遅くなってきたために睡眠時間は若い頃に比べ減ってきている。ぼくよりも短い睡眠時間でバリバリ働いている人は多く、現在体調が悪いわけでもない。しかし、これからも元気に生活し働くために適切な睡眠のとり方について知っておく方がよいと思ってこの本を読んだ。

  アメリカのクリプケによると、6時間半から7時間半の睡眠時間が最も体に負担がかからないそうだ。しかし、睡眠時間をさらに短くすることで、生活や仕事、勉強、趣味に使える時間が増える(人生が長くなるとも言える)ことが期待できる。とは言え、毎日3時間睡眠を続けると、特に視覚関連の仕事に支障がでることも研究で証明されているそうだ。
  
  遠藤氏が奨める「4時間半熟睡法」は、レム睡眠(深い眠り)とノンレム睡眠(浅い眠り)が90分間の周期で繰り返されていることに基づいている。4時間半(270分間)とは、3回の睡眠サイクルを繰り返すことになる。また、4時間半をウィークデーの5日間続け、土日の1日を体を回復させるために7時間半とし、もう1日をパフォーマスに支障がない6時間にする。さらに、寝る時間帯は、
・成長ホルモン(健康)
・コルチゾール(代謝)
・メラトニン(眠気)
などのホルモンのことを考えると、午前0時~6時が理想(睡眠のコアタイム)になるそうだ。
  これらのことと併せて眠りの質をさらに高めるためには、寝る前に体温を上げ、寝ている間に体温を下げることが重要だそうだ。具体的には、眠る3時間前には鍋など温かいもので食事をとり、2時間前にストレッチなど軽い運動をし、1時間前に温めのお湯で入浴することが有効だそうだ。

  面白かったのは、体内時計は25時間周期で動いているが、朝日を浴びることで24時間に修正されているという話である。また、「不眠症は、ストレスと不規則な生活、嗜好品の3つが原因である。ストレスは自律神経を圧迫し一日中興奮状態を作り出すためで、お酒はアルコールアルデヒトが交感神経を刺激するするためだ」ということも心に留めておこうと思った。

  共感できたのは、食後や仕事中に「眠いな・・」と思ったら15分の仮眠をとる習慣をもつこと奨めていることである。これは、本にも書かれていたように、疲労感の回復や仕事の能率アップにつながるので、うまくタイミングを見計らい実施するようにしている。

  最近は、昔に比べて夢を見なくなっているような気がしている。また、朝早くても割にすっきり起きることができる。短くてもうまく眠ることができればある程度健康に生活できると感じている。今後は、寝る前の食事や運動、入浴といった点にも気をつけることで、少しでも翌日元気に過ごせるように心がけていきたい。

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July 04, 2009

砺波市教育会

  4日、出町小学校で砺波市教育会の総会が行われ参加した。内容は、活動報告や予算審議、表彰、そして記念講演である。

  表彰では、まず、教育活動に尽力された個人や団体に賞が贈られた。次に、永年教員を続けられ昨年度末で退職されて先生方に賞が贈られた。その中には、中学校時代の担任の先生や、教員になってからお世話になった先生方もいらっしゃったので、休憩時間にお祝いの言葉を述べさせていただいた。
  講演では、このほどこの会の会長を勇退された藤田先生がお話された。 教員をなされていた藤田先生は、若くして砺波市の教育長を務められ、主に、小中学校の統合やそのための校舎新築に尽力された方だそうだ。そのときの苦労話を伺い、30年以上にわたって砺波市の学校教育に情熱を傾けていらっしゃったことが伝わってきた。

  県の教育会には、これまでもお世話になってきたが、市の教育会にかかわるのは初めてだった。学校教育関係者はもちろん、社会教育関係者を含め、1000名を超える会員を有する砺波市教育会のことがわかり、改めて教育に力が注がれている砺波市の教育環境を実感した。そのような教育環境が生かせるように心していきたいと思う。

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Blog開設まる5年

  5年前の7月4日にこのBlogを開設した。その時は、いつまで続くか全く見通しもなかった。しかし、まる5年間にのべ2005件の記事を書き、それを多くの皆さんに読んでいただいてきた。
  この日も「砺波市教育会」の帰り道で、A先生から「宮崎先生、ブログ見させてもらってます。」という言葉をいただいた。このように直接言葉をかけてくださることはもちろんだけど、毎日アクセスしてくださる方がいてくださることが大きな励みになっている。
  
  これからも、
・日々の学びや実践を報告する
・自分の考えや思いを整理する
・読んでくださる方に少しでも役立つ
の3つを目的に、更新を続けていきたい。

  みなさん、よろしくお願いいたします。

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July 03, 2009

話し合うネタ

  前日に引き続き、今度は、「子どものたちが、互いにかかわり合いながら考えを深める(見直す)ような話し合いをつくるための、話し合う目的の明確化する授業づくりについて述べたい。
  小教研社会科の授業では、子どもたちは学習課題に対してじっくり調べ、それをノートにまとめていた。しかし、授業が始まったとたん、「何をどう話していいのだろう」という迷いが出たようで、主体的に発言したり友達の意見とかかわらせたりすることができなかった。こんなことは過去にも何度も経験した。子ども自身が話のネタ(or既有知識)をもっていたとしても、話し合いでそれを引き出すように仕向けるためには、教師が投げかけるネタが重要である。

  今週から算数科では、分数のたし算とひき算の単元に入った。分母が同じ場合、分子同士をたしたり引いたりすることで答えが求められるという割に理解しやすい内容である。しかし、分数は、「割合」の学習に大きくかかわるために、その概念的知識が身に付いているのかどうかは重要である。そこで、「分数とは、○○です」といった概念的知識を説明するのではなく、話し合いを通じて考えさせる授業を1時間行った。話し合うネタは、「整数と小数が似ているところで、分数は違うところはどこか」である。

  まず、整数と小数、分数をいくつか書き、整数と小数、整数と分数の違いを尋ねた。子どもたちは、
「小数は、小数点を使って表します」
「分数は、棒(括線)の下には、分母を書き、上には分子を書いて表します」
などと、表記の仕方について答えた。
  次に、話し合うネタを子どもたちに与え、「きっかけの言葉」の使い方を説明したあと、話し合いをスタートさせた。すると、
・数字が縦に書かれている
・小数点がつかない
・整数と小数は、ものさしのように間が10である
Haba・分数は、間の数が分母の数になる
・小数は、10こ集まったら1になる
・分数は、整数になりにくい
・分数はたすと元にもどる(例 1/4+ 3/4 =1)
・分数は、たしても引いても分数になる
・小数を10倍すると整数になる
・分数は、筆算ができない
などの意見が出された。
  授業時間が終了が近づいたので、ぼくが答えを言おうとすると、「先生、答え言わんといて!」という声が上がった。また、授業終了後に、「先生、今日の算数、すっごく面白かった」と言いながら、一人の女の子が近寄ってきてくれた。この子は、「算数は苦手」と4月に言っていた子である。さらに、「整数や小数は、10ずつになるが、分数は、分母によって決まるとこが違う」とわざわざ言いに来てくれた男の子もいた。
  45分間、子どもたちが集中し、多様な意見を互いにかかわらせながら進んだ話し合いは、ぼくにとって初めてではないかと感じた。
   
  話し合わせるための教師が提示するネタは、子どもが考えたい(知りたい)もの(事柄)かを吟味することが大切になる。そのためには、
・意外性があるか
・既有知識が生かせるか
・「なるほど」感あるか

などの点でネタを吟味すればよいのではないかと今回の実践から考えられた。算数科だけではなく、他教科でも、話し合いのネタを意識して実践を重ね、このような話し合いのネタのつくり方について考えていきたい。

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July 02, 2009

話し合いのバリエーション

  小教研の研究授業の反省を受け、特に、話し合い活動の進め方について意識して授業を行っている。子どものたちが、互いにかかわり合いながら考えを深める(見直す)ような話し合いをつくるには、
・話し合いのためのスキルを身に付けさせる
・話し合う目的の明確化する授業づくりをする
の2点が重要であると考えている。

  前者について、これまで一人一人が人前で話すことができるように、特に「1分間スピーチをしよう」の学習を通じて「何をどう話せばよいか」がわかるように指導した。また、自分の考えを明らかにしたり友達の意見を聞き合ったりするために、話し合いの途中でペア同士や4人グループ同士で話し合う機会を設けてきた。これらの結果、多くの自ら意見を述べたり、友達の意見を参考に自分の考えを具体的にしたりすることができるようになってきた。
  しかし、全体の話し合いで、友達の意見に「付け加え」や「反対」、「質問」をするように、子どもたち同士がかかわり合いながら、テーマに沿って話を進めていくという点では、まだまだ不十分である。そこで、それらを克服し話し合いのためのスキルと高めることを目指し、話し合いのバリエーションを増やすことに試みている。

■個人の学習結果報告型
  Kojinnこれは、一人調べや課題解決の学習の経過や結果を全体に報告するという型の話し合いである。共通テーマはあるものの、個々人の追究テーマは異なる。「○○については、□□でした。そのことから△△だと考えています。」のような話し方で、一人一人が主体的に話をしていく。これは、直接的にはかかわり合いがないように見えるが、「ぼくも、◇◇さんと似ていて、調べた結果は・・・」のように、友達の意見をしっかり聞くということに慣れるのには有効な話し合いだと思う。教師は、報告を受け、必要に応じて言葉をはさんだり、最後に話し方や内容について評価をしたりする。実際には、総合的な学習の時間の米作りの授業で、米作りに関して疑問に思っていることを調べた結果を伝え合う場面で用いた。
  
■グループ検討・報告型
  これは、教師がテーマを与え、グループで話し合わせ、その結果を全体に報告するという型の話し合いである。ポイントは、大きなテーマについて考えさせるために、小さなテーマを与えて検討と報告を繰り返すことと、検討時間を2,3分にすることや報告順番を変えメリハリをもたせることである。実際には、家庭科の授業で、「家で続ける仕事のよいところと直していきたいところ」というテーマでの話し合いの場面で用いた。まずは、よいところ、次に、直していきたいところ、最後に、これらから取り組みについて、各3分で検討・その後報告を3回繰り返した。

■関連付け発言型
  これは、学習課題に関する一人一人の考えを、子どもたち自身でつなげながら話すという型のを話し合いである。ポイントは、「きっかけの言葉」と発言のルールである。友達の意見に対して、「○○さんに付けたして(似ていて)」「○○さんに反対で(とはちょっと違うんだけど)」、「○○さんに質問で(に聞きたいんだけど)」などの言葉の他に、「みんなに聞いてほしいことがあるんだけど」や「話はちょっと変わるけど」と言った話題提供(話題転換)となる言葉を最初に付け自分の考えを述べる。また、「付けたし」意見を優先し、話題を変えるときは、1つの話題が終わっていること確認するという発言ルールを守らせるようにする。この際、教師は、聞き役や記録役にできるだけ徹することになる。実際には、国語科の「千年の釘にいどむ」の授業で、「心に残ったところ」について意見を述べる場面で用いた。子どもの同士で進めているので、テンポがよくなり友達の意見に集中していた。

  これら3つは、目新しいものではないし、適切な型とは言えないが、ぼく自身がこれらを意識して話し合い活動をつくることに意味があると思っている。1日6つ授業の中でバランスよく取り入れて、子どもたちのスキルの向上をねらいたい。
  今後は、さらに型を細分化したり、新たな型を考えたりして、バリエーションを増やしていきたいと思う。

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July 01, 2009

校長室便り

  本校の校長先生は、昨年度赴任以来、校長室便りを出されている。今回で30号。内容は様々だけど、「なるほど」という思いでいつも読ませていただいている。そして、「言葉で伝えることもいいが、文字に残すことも大切だ」ということを身をもって示してくださっていることに感謝している。

  特に注目するのは、やはり授業技術に関することである。「どう指導するのか!」ということが具体的に書かれていて大変勉強になる。今回のテーマは、「授業に集中させる」である。
・授業にメリハリをつけよう 
 (3種類以上の活動を取り入れる)
・授業の見通しをもたせよう
 (終わりをはっきり示す)
・「待ち時間」「暇時間」をなくそう
 (次の新しい課題を与える)
・こなす問題量は自分で決めさせよう
 (ドリル・プリントのやる量を自分で考えさせる)
・机間指導をする時間を確保しよう
 (気になる子の様子を確認する)
・教師が願う行動をとった子どもをこまめに褒めよう
 (授業の始めにルールを確認し、授業の終わりにチェックする)
・どうしても教室を出たがる子供には、時間と場所を言わせて許可を出そう 
 (帰ってきたら笑顔で「お帰り」)

  これらの7つのことについて自分自身を振り返ってみると、実践しているものあれば、不十分なもののあった。今後、全てができるように心がけていきたい。
  この「授業に集中させる」は、本を参考にされてと校長先生は我々に話された。しかし、これらは単に引用されただけではなく、校長先生が担任時代に行われてきた経験則に裏付けられている話ではないとぼくは感じている。後輩たちに、よりよい教師文化を伝えていこうとされる校長先生の姿勢にも学びたいと思う。

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