主体的に学ぶ姿を育む指導とは
先日、校長と教頭、教務主任、そして生徒指導主事より、学年の子どもたちへの指導に関して教えていただける機会があった。その中で校長から、「今後はさらに子どもたちが主体的に学ぶようにほしい」というお言葉をいただいた。その点については、学年内でも共通理解していて、3学期からの総合や特別活動では、子どもたち一人一人に役割を与え、行事の企画・準備・運営を進める時間を設け、主体的に学ぶ姿を育む指導に努めている。
ぼくは、委員会紹介集会の企画・準備・運営を担当する子どもたちを指導している。そこに集まった子どもたちの多くは、どちらかと言えば普段からおとなしい子どもたちだ。そこで、「少しでも積極性をもち、人までも堂々と表現できるようになってほしい」という願いをもち、とにかく主体的に学べる機会をつくろうと心がけた。
そんな折、「29日のPTA教育講演会でお話してくださる車いすバスケットボール選手の宮島さんへの応援を5年生でしてほしい」という依頼を受けた。ぼくは、これ絶好のチャンスだと思った。そして、次のような指導を行った。
①約20人を応援係として、
全員で応援内容を考させた。
②応援の内容を中心的に考えた子どもたちを
監督役とし、係運営をリードさせた。
③監督役以外の子どもたちには、
一人一言のセリフを担当させた。
④応援の内容や進め方のアドバイスはするものの、
自分たちに練習する機会を設けるように働きかけた。
⑤係以外の5年生全体に教える場面を設定し、
まずは、一通り応援の見せるようにした。
次に、「監督役」の子どもたちが練習を進行したり
「こうしてほしい」など全体に教えたりする
ようにした。
すると、
・監督役の子どもたちは、応援係や全体に対して
適切に教えていた
中には、手取り足取りやさしく教える姿があった
・それ以外の子どもたちは、今までに比べて
担任が驚くようなかなり大きな声でセリフを
言ったり、しっかりした応援の動きを
見せたたりした
などの効果が見られた。
このことから、主体的に学ぶ姿を育む指導では、
・特長を生かして一人一人に役割を与える
・企画や準備をする時間をできるだ十分に確保する
・推進役を通して全体に指導がいきわたるようにする
・実際にやらせてみて改善点に気づくような機会を
定期的に設ける
・「やればできる」と励まし、少しでも上達したことと
その場で大いにほめる
が大切ではないと思う。
また、“教員は見守るだけ”の中で、「今までより大きな声で応援のセリフを言う」「やさしく友達に教える」などの主体的に学ぶ姿は本当に素晴らしく、教科の指導とはまた一味違った総合や特別活動での学習のよさを感じることもできた。













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